お勉強375:腎がんSBRT(原発・オリゴ転移)

この議論を見ていると小径腎がんにSBRTの入り込む余地は
かなりあるように思われる。

ちなみにESTROではこんなまとめも

世界でこの分野を引っ張っている先生のWebinarを貼っておきます

https://meetings.asco.org/abstracts-presentations/219966

こちらはASCO2023から
腎がんのオリゴメタに対するSBRT

オリゴの定義は5個以下
肝転移・脳転移は除外
スニチニブ単独vs.スニチニブ+SBRTの2相試験

登録前に腎摘出必須
スニチニブは50mg/dayで4投2休
SBRT群はスニチニブ開始後2か月以内に
「すべての転移部位に」35~50Gyを5分割で照射

48人が解析された
SBRT群とスニチニブ単独群のpt特性
年齢中央値51歳 vs 59歳(p=0.094)、
同時(synchronous)転移 31.8% vs 10.0%(p=0.179)
明細胞がん 77.3% vs 80.0%(p=1.000)
IMDC低・中リスク 86.4% vs 80.0%(p=1.000)
単発転移 45.5% vs 25.0%(p=0.167).

SBRTは34部位に。多かったのは骨
SBRT部位の1年局所制御は93.8%
一年PFSは72.7% vs 35%で有意差あり(HR0.33)
一年OSは差なし(95.5% vs 80% )

フォロー期間は短いが、SBRT群期待できる結果

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