お勉強416:pCR≠cCR

https://www.europeanurology.com/article/S0302-2838(23)02700-8/fulltext

腎がんSBRTについて。
腎癌SBRTは思ったよりも局所制御もよく、
eGFRもそこまで下がらず良い治療と注目されている。

ASTROの方では
RFAとSBRTで治療後に組織を取ると
RFAではがん細胞が残っていなかったが、
SBRTでは腫瘍がかなりの確率で残っていた、という話。

組織学的に「腫瘍がある」と臨床的に「腫瘍がある」には
差があるのではないか、ということを指摘もしている
SBRTで途中腫瘍が大きくなるのは
免疫細胞のリクルートが関係しているのでは?
とか
SBRTはアポトーシス以外に「細胞老化」
を起こしているのではなどの考察
腫瘍血管などの考察もあり。

https://twitter.com/dschan02/status/1709609645625524679

というツイートでは論文にも書いてあるが
放射線治療後の病理評価は実際臨床経過と
合わない例をたくさん挙げておられる。
(前立腺癌、肺のSBRT、直腸がんのW&Wなど)

個人的には「治療後病理で残っていたから手術して〇」
というのが真実かどうかはわからないのだと少し勉強になった。

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