お勉強453:肺がん術前IO+ケモのメタアナリシス
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/fullarticle/2816789
非小細胞肺がんの術前ケモvs.ケモ+IOのメタアナリシス
※RT/TKIを加えたものやIO単剤のものは除外
43試験5431人のメタアナリシス
(2013-2023年の10人以上の試験)
8つRCT
・CheckMate 816
・KEYNOTE-671
・NADIM II
・AEGEAN
・Neotorch
・Checkmate 77T
・TD-FOREKNOW
・RATIONALE 315
(論文発表されていないものも含む)
EFSは圧倒的にネオアジュバントよし
(HR0.74 95%CI 0.62-0.89)
PD-L1≧50%なら驚きのHR0.4!
その他のEFSについてのデータ
・地域では北アメリカ以外は有意
・若年者でも高齢者でも有利
・男女ともに有利
・Sq/nonSqともに有利
・Stage II/IIIどちらでも有利
・シスプラチンでもカルボプラチンともに有利
その他、病理学的効果も優位に高い
手術法、周術期死亡率、R0率に関しては有意差なし
RCTで手術をケモ+IO群でしなかったのは7~22.3%、
1~8.9%が患者拒否、PDが0~7.4%
有害事象も大きな差なし
唯一、差が出なかった点として
PD-L1<1%以下はOSでは優位性が不明
(EFSは有意)
(HR0.89 95%CI 0.66-1.19)
フォレストプロットは圧倒的にケモ+IO
今後はこちらの時代か…
(T4やN3は試験から除外されていることが多く
これらは適用不可であることに注意)