お勉強282:前立腺がん記事雑感。
参考になりました。
前立腺がんはここ5~6年でup frontにどんどん
薬を使う時代になりつつあるようです。
放射線科医としては画像評価の点は気になるところです。
先日講演で泌尿器の先生がおっしゃっておられたのですが、
CRPCで、PSAは落ち着いていても
骨シンチやDWIBSでは骨転移が進んでいる症例が
あるようで、ALPが変化しない骨転移の増加であれば
(潜在性の進行であれば)
個人的経験からはRaが良く効くいい候補、と思っています。
日本ではCABが良く効くので、要らないかもと言われていた
upfrontのARRTは日本からの報告もでてきて
日本でもARRTは足す余地はだいぶんありそうとのことです。
CABだけでは太刀打ちできないような症例がやはり一定数
眠っているのだと思います。
ケモを上乗せすべき症例については今後の研究が日本でも必要そうです。
PSA-DTがそれほど短くなく、転移量も少ない
転移のある前立腺がんは
hypoの原発巣照射や遠隔転移のSBRTなど
放射線治療の貢献の余地はかなりあると個人的には考えています。