ASCOGU25 泌尿器癌MDT話

ASCO GU MDTというか、SBRT話

https://meetings.asco.org/abstracts-presentations/242998

今まで報告の少ない、膀胱・上部尿路がんでの報告
MDTで全部の部位を治療できたのは71%しかない
(よく使われたのは30Gy/3Frと50Gy/4Frと)
PFS中央値 21ヵ月 OS中央値 39ヵ月
とMDT前に2line以上入っている人が62%ということを
考えると上々な成績

しかも再発部位はほとんど照射野外(96%は制御できていた)
ということで、結構期待できる。
前line数や年齢、すべてを治療できたかなどは単変量では
予後と関係なかったと。転移個数は関係あったとのこと


前立腺がんのMDTの試験 エンザルタミド+
オリゴメタ去勢抵抗性前立腺がんにMDTを加えることで
放射線学的PFS延長(HR0.48)
次の治療に移行するまでの期間延長(HR0.42) 
2.9年→5.1年


こちらは前立腺がんのMDTのランダム化比較試験
5つをメタ解析 472人(MDT群248人 通常治療群224人)
観察期間中央値は41ヵ月

CSPC 58%
ADT治療 74%
ARPI治療 54%
前立腺原発巣も治療 82%

ハザード比が
PFS 0.45 (0.35-0.58), P<0.0001
放射線学的PFS 0.59 (0.46-0.76), P<0.0001
去勢抵抗性までの期間 0.58 (0.37-0.91), P=0.020
全生存 0.64 (0.40-1.01), P=0.057

全生存はギリ差がついていないが、
前立腺がんのMDTはもはやスタンダードかと。


腎がんのオリゴメタ話
PFSが伸びるし、当然次の治療までの期間も伸びる。
腎がんはline数があまりないので、大きなことと思う

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