お勉強124:子宮頸がん治療後アンケート
https://academic.oup.com/jrr/article/62/2/269/6067544
ステージの浅いI期からII期の患者さんに対する
手術±RTと、(C)RTの後の平均3年前後の
患者&医師の副作用評価
患者と医師にアンケートをして
評価してます。
性交渉関係は日本独自にしてるけど、
両者には差はなし
(Nが両方50だけ、ってのも影響してそう。
少ないけど、こんなもんですよね)
放射線治療医がより勧誘してる
影響もあるし、経過観察が3年が中央値というのもあるので
ある程度差っ引いて読む必要はある。
医師評価だと骨髄抑制系はCRTが悪いが、
下腿浮腫はope群で不良
患者評価だと排尿障害もope群で有意に悪いが、
時間とともに軽快してくるよう。
意外なのは単変量のみだが、更年期障害的なもの
(hot flushとか)はRT群の方が少ない。
この論文で強調されているし、実臨床でもそうだが、
下腿浮腫(とくにope+RT)はope群が悪いというか
かなりひどい。
基本的にope+RTになるような群は根治CRTが
患者QOL的には良好(予後はエビデンス的には同等…のはず)
これを見ると、放射線治療医としては
基本Nポジが疑われる早期がんはCRT,ってのが
術後ケモ=術後(C)RTという結果が出るまでは
妥当と個人的には思います。
※結構プラックティスではやっているがエビデンスはないはず…
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