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私たちは、幸せを自覚して初めて「いい人」になれる

「あの人はいい人だ。いつも優しい」
「あの人はいつもむすっとしていて感じが悪い」

こんな時、その人自身が「いい人」「悪い人」などと思ってしまいがちですよね。

実は、人が他人に優しくできるかどうかは、その人自身の「幸せ」が大きく関与しています。

幸せでいることが、他人に対して優しさを示すための基盤となるのです。

どんな人でも、周りの人から「いい人」と思われたいですよね。

とはいえ、「いい人」と思われたいと願ってばかりいると、他人にとって都合が良い人になりがちです。

下記の記事に、自分が搾取されすぎず、他人と良い関係を築くための本をご紹介していますので、ぜひ本でみてください。

今回は、私たちが「幸せで、いい人」であるために何ができるのかを考えていきます。


幸せと優しさの関係

幸せな人は、自分自身が満たされているため、ほかの人にも優しくできます。

この”満たされている”とは、なんでも欲しいものを持っているとか、地位や名声を持っているとか、そういうことではありません。

自分が満たされているという自覚があるかどうかです。

そして、幸せな人は、他人に対してより共感的で、他人を助けることができます。

もし自分が不幸だと感じているのであれば、誰かに何かをしてあげる時、自己犠牲をしているように感じてしまいますよね。

「常にいい人」なんていないのはなぜ?

一方で、「常にいい人でいる」という理想は現実的ではありません。
それにはいくつかの理由があります。

1. 感情の変動

人間は感情の生き物です。

日々のストレス、疲労、失敗などにより、誰でも気分が落ち込んだり、苛立ちを感じたりすることがあります。

これらのネガティブな感情が溜まると、他人に優しく接する余裕がなくなってしまうのです。

2. 個人的な問題

人にはそれぞれの人生があり、個人的な問題や悩みを抱えています。

例えば、家庭の問題、経済的な困難、健康問題などがあると、自分自身のことで精一杯になり、他人に対して優しくすることが難しくなります。

3. 限界とバランス

どれだけ心が広くても、すべての人に対して常に優しく接することは不可能です。

自分のエネルギーやリソースには限界があり、その限界を超えて他人に対して優しさを示すことは、逆に自分自身を消耗させてしまいます。バランスを取ることが重要です。

いい人でいるための条件とは?

では、どうすれば持続的に「いい人」でいられるのでしょうか?
ここでは、いくつかの具体的な条件と方法を紹介します。

1. 自己ケアと自己充足

まず、自分自身を大切にすることが最優先です。自己ケアとは、心身の健康を維持するための行動を指します。

例えば、十分な睡眠を取る、バランスの取れた食事をする、適度な運動をするなどが含まれます。
また、自己充足とは、自分の欲求や願望を満たすことであり、趣味に没頭する時間を持つことやリラックスする時間を確保することが重要です。

2. ポジティブな環境の構築

自分を取り巻く環境も大きな影響を与えます。

ポジティブな人々と関わり、サポートし合う関係を築くことが大切です。

また、職場や家庭の環境を整え、ストレスを減少させる工夫も必要です。
例えば、職場での人間関係を改善するためのコミュニケーションスキルを学んだり、家庭内での協力体制を強化することが考えられます。

3. 感謝の気持ちを持つ

日常生活の中で、感謝の気持ちを持つことは非常に効果的です。

感謝の気持ちを持つことで、ポジティブな感情が増え、他人に対しても優しく接することができるようになります。

具体的には、感謝日記をつける、日常の小さなことに感謝する習慣を持つなどがあります。

4. 他者との共感を育む

他者との共感を育むことも、いい人でいるための重要な要素です。

共感とは、他人の感情や視点を理解し、共有する能力です。
共感力を高めるためには、積極的に他人の話を聞くこと、自分自身を相手の立場に置いて考えることが必要です。

5. リフレーミングの技術

ネガティブな状況や感情をポジティブに捉える技術をリフレーミングといいます。

例えば、困難な状況を成長の機会として捉えることで、自分自身の気持ちを前向きに保つことができます。

これにより、他人に対してもポジティブな態度で接することができます。

いかがだったでしょうか。

「いい人でいること」は単純なことではありません。

それには、自分自身の幸せと充足感が必要不可欠です。

自己ケアやポジティブな環境の構築、感謝の気持ち、共感力の育成、リフレーミングの技術などを通じて、持続的に他人に優しく接することが可能となります。

そして、常に「いい人」でいることは不可能であり、その時々の状況や感情に応じて、自分自身を大切にしながらバランスを取ることが大切です。

これらの条件を満たすことで、持続的に「いい人」であり続けることができるでしょう。

この記事が、皆さんのお役に立てると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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