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英語を使わなくなったらすぐに忘れてしまうのか?

英語を学んでいる中で、こんなふうに感じたことはありませんか?

「英語を使う機会が少なく、勉強してもすぐ忘れてしまうのではないか……」
「せっかく覚えても、日常生活では使う機会がないし、時間をかけて学ぶ意味があるのか不安だ」
「勉強したことが無駄になってしまうんじゃないかと思って、学ぶことに踏み切れない」

私も同じ不安を抱えていました。
大学で英語を専攻し、ほとんどの勉強時間を英語に割いていました。
カナダ留学もして、莫大なお金と時間を注ぎ込んでいましたが、
常に英語を使わなくなって、忘れてしまったらどうしようと不安に思っていたのです。

実際、英語を使うような職業にもつかなかったので、大学卒業後は英語を使う場面はめっきり減りました。

もう就職してから5年経ち、以前と全く同じように単語を理解したり、使いこなしたりすることはできませんが、それでも、私は、英語を勉強したことが無駄だったとは感じていません。

日常会話程度なら問題なくできますし、それ以上に英語を学んだことで広い視野を持つことができました。

英語学習が私の人生に与えた影響についてお話ししていきます。

英語を勉強をしようか迷っている人や、英語の勉強が役に立つのか不安を感じている人たちに少しでも役に立てると嬉しいです。


一度身につけた「英語脳」は一生残る

私の経験では、英語を使わない期間があっても、言語の基礎は意外としっかり残っています。

特に、英語のリスニング力やスピーキングのスムーズさは思った以上にキープされていました。これは「英語脳」と呼ばれる、英語を英語のまま理解し表現する力が土台としてあるからです。

英語を学ぶ過程で、ある程度の時間をかけて「英語脳」を育てることは、自転車に乗れるようになったり、ピアノが弾けるようになる感覚と似ています。

もしも長期間のブランクがあったとしても、簡単に思い出せることが多いのです。

実際英語に全く触れなくなってから4年後の海外旅行の際も、現地の人と会話をしてみて、「久しぶりなのに意外と話せるな」と驚きました。

英語脳がしっかりと形成されると、数年経って単語の記憶が多少薄れても、基本的なコミュニケーション能力は衰えません。

もし「英語脳」の身につけ方について詳しく知りたいなら、こちらの記事もおすすめです。

私自身が英語力を伸ばしてきた具体的な勉強方法や、どのようにして英語を自然に理解できるようになったのかを詳しく紹介しています。

勉強を進めていく中で、どのように英語を英語のまま理解する力を育てていけばいいかがわかる内容になっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

とはいえ、忘れやすいポイントもあります。
英語脳のように技能として身につけたものではなく、単語や文法などの知識は、使わないうちに記憶が薄れていったしまいます。

特に、単語や専門的な表現は、使わなくなると記憶から抜け落ちやすいです。

例えば、旅行中に話すためのシンプルな単語は覚えていても、ビジネスで使うような専門用語は思い出すのに時間がかかることがあります。

ただ、これは一度覚えた単語を完全にゼロから学び直すのとは違います。
少しの復習でスムーズに思い出せることがほとんどです。

実際、再び英語の参考書を見直したり、アプリで単語を復習することで、簡単に思い出せることが多いです。

語彙力の維持も大切ですが、長期的に維持できる英語力を身につけるなら、英語脳を育てることが効果的です。

英語を学ぶことで得られた価値

英語を学ぶ過程で得られるものは、言語力だけではありません。

それは、異なる文化や価値観を理解する力、他者とのコミュニケーション能力の向上、そして自分の思考を柔軟にする力にも繋がります。
英語を使って考えたり、表現したりすることは、単に語学のスキルを超え、視野を広げ、新たな世界を知る手段となります。

私が実感している効果を挙げていきたいと思います。

論理的思考力が鍛えられた

英語は、特に論理的な思考が重視される言語です。

大学のエッセイの授業では、自分の意見を論理的に整理し、伝える方法を徹底的に学びました。

そのため、エッセイを書く際には「自分の意見+その理由+具体例」をわかりやすく伝える必要がありました。

この練習を繰り返すことで、日本語でも考えを整理して伝える力が自然と身についたのです。

このスキルは、仕事の場面でも非常に役立っています。

例えば、プレゼンテーションや報告書を作成するとき、論理的な流れを意識することで、相手に分かりやすく説明する力が自然と身につきました。

英語を学んだことで、結果的に仕事のスキルアップにもつながったと感じています。

世界の最新情報に簡単にアクセスできるようになった

英語の書籍や海外のニュースを読むことで、簡単に海外の情報も手に入れられるようになりました。

これにより、国際的な視点を持つことができ、日々の仕事や生活においても新たな視点を取り入れることができ、日常生活や仕事に関する情報を違う角度から見ることができます。

広い視野を持てるようになった

海外に行けば、当然様々な国の方々と交流することになります。
特に私が留学していたカナダでは、たくさんの国から留学生が来ていて、自分とは全く違う価値観を持っていることに本当に驚きました。

そして、彼らと直接コミュニケーションを取り、彼らの考え方や価値観に触れることで、物事を多角的に見る力が養われました。

それが、自分の考えを深め、柔軟に対応できる力に繋がり、日常生活や仕事にも良い影響を与えるようになりました。

昨今では、日本でも多様性という言葉が飛び交うようになり、多様な価値観を受け入れる姿勢が求められていますよね。
この変化に特に違和感なく溶け込めているのは、あの時留学を経験していたおかげだと実感しています。

自分の自信につながった

英語学習には時間と労力がかかりますが、それを乗り越えたことで「ここまで努力してきた」という自信も得ることができました。

何かを成し遂げる体験がこれまでなかった私は、常にどこか自信がなく、
「何をやってもどうせダメだろうから」と諦めグセがついていました。

ですが、海外で頼れる人も少ない中で自分から友人を作りに行ったり、必要な情報を得るために行動したりする中で、「自分も何かを乗り越えられる」という地震になっていきました。
もしかすると、これが一番の成果かもしれません。

英語を勉強すること自体が、自分自身を成長させてくれる貴重な経験だと感じています。

英語を学ぼうか迷っているあなたへ

以前作成した、私が実際に効果を得られた英語の勉強法を記載した記事を、下記のマガジンにまとめていますので、興味のある方はぜひお読みください。

https://note.com/niju_maru2/m/m54b4b7ef781b

もしあなたが今、英語を学ぼうか迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

たとえ使う機会が少なくても、その学びはどこかで必ず役に立ちます。

英語学習を通じて新しい視点やスキルを身につけ、成長する自分を実感してみてください。

この記事が、皆さんの一助となれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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