【TOEFL ITP®︎テスト】最短で目標点数を取るための勉強法
海外留学を目指す方へ、TOEFL ITP®︎のスコアを最短でアップさせる方法をお伝えします。
私自身、留学準備の際にこの勉強法で3ヶ月で100点アップを達成しました。
その実体験をもとに、効率的にスコアを伸ばすための勉強法を詳細にご紹介します。
※TOEFLのテストにはITPとIBTと二種類ありますが、今回はITPの方についての記事です。
この記事は以下の方々におすすめです。
・海外留学のため、いますぐTOEFL ITP®︎の点数を上げたい
・実際に効果があった勉強法を知りたい
皆さんの夢の一助になれば幸いです。ぜひ参考にしてください!
TOEFL ITP®︎テストとは?
知らない方のためにTOEFL ITP®︎について少しだけお伝えすると、海外の大学できちんと修学できる英語力があるかどうかを測るためのテストです。
交換留学制度のある大学では海外の大学に留学可能かどうかをこのテストで測る場合があります。
この場合、点数のボーダーラインが決められており、この点数をクリアしたらこの大学への留学を認める、という形で使われています。
試験の内容はリスニング、文法、リーディングと分かれています。
どれも難易度は高いです。
問題も海外の大学で教わるような専門的な内容が多く、難しい単語もよく出てきます。
物理学や気象学、経済学など、幅広い分野から出題されます。
TOEIC®︎と比較すると、専門的な内容のため、TOEFL ITP®︎の方が難易度が高いです。
ただ、TOEICほど大量の問題が出題されるわけではありません。
問題の多さや解き終わった後の脱力感はTOEIC®︎が圧倒的です。
TOEFL ITP®︎テストの点数の決め方
TOEFL ITP®︎テストの大きな特徴である、点数の計算方法についてもご紹介します。
試験の内容はリスニング、文法、リーディングの3つですが、それぞれの点数は正答数によりスコア化されて決定します。
それぞれの最低点〜最高点は下記の通りです。
・リスニング:31~68点
・文法:31~68点
・リーディング:31~67点
そして、この3つの科目のスコアを平均し10倍した値が最終的な点数となります。
点数例としてはこんな感じです。
・リスニング:50点
・文法:52点
・リーディング:53点
=517点
それぞれの平均×10という算出の仕方が、他のテストとは少し違いますよね。
TOEFL ITP®︎の点数を最短で上げる方法
このように、平均×10という独自の算出方法を活かし、革新的な勉強法をご紹介します。
この方法は、留学を見据えた基礎力の向上を目指しつつ、短期間で点数を急速に上げたい方に特におすすめです。
「平均」という概念を利用し、「一つの分野に集中して勉強する」というアプローチが、あなたの成績を短期間で向上させる鍵となります。
3つの平均に着目すると、特定の科目に徹底的に取り組むことで、全体的な成績向上が得られるのです。
つまり、すべての科目を均等に勉強するよりも、特定の科目に集中することで、大きなスコアの増加を実現できます。
点数の変化は、下記の通りです。
【平等に3項目勉強した場合】
勉強前
・リスニング:48点
・文法:50点
・リーディング:47点
=483点
勉強後
・リスニング:50点
・文法:54点
・リーディング:50点
=513点
差異:30点
【一つの科目に絞って勉強した場合】
勉強前
・リスニング:50点
・文法:49点
・リーディング:50点
=483点
勉強後
・リスニング:50点
・文法:58点
・リーディング:50点
=520点
差異:37点
このように、一つの分野に集中して勉強し、点数を伸ばすことで、全体の点数が少し上がりやすくなります。
今回ご紹介した事例ではほんの少ししか点数が上がっていないため差異は少ないですが、もっと勉強を進めていくほど上がりやすくなります。
つまり、より少ない労力で点数を最大限伸ばしていくためには「一つの分野に絞って集中して勉強する」というやり方が効果的です。
集中的に勉強するのは文法がおすすめ
3つの分野の中でも私がお勧めするのは文法を学ぶことです。
文法の問題形式は下記のとおりです。
①選択肢の中から、正しい単語や語句を補い、文章を完成させる問題
②誤った表現を選択し、訂正する問題
文法は下記の理由から、勉強した成果が点数に反映されやすいです。
理由① 文法の正答に必要なのは、「知識」のみのため
他の科目では、読む力、聞く力などの「技能」が必要ですが、文法の場合は必要なのは「知識」のみです。
読む力、聞く力はいわば筋トレと同じで、一定の時間をかけて鍛えていかないと身につきません。
一方で、文法は知識を学ぶことで問題を解けるようになります。
問題集を解いて、間違えた部分を復習することで、知識を短時間で習得できます。
最初は問題の形式が少し難しく感じるかもしれませんが、慣れればすぐに正解がわかるようになります。
理由② 他の科目に比べて、コツを掴みやすいため
文法の問題は英語学習者が間違えやすいパターンをもとに作成されているため、問題の形式が限られており、正答のコツを掴みやすいです。
限られたパターンをしっかり覚えることで比較的簡単に点数を伸ばすことができます。
問題集で出題されている問題を一通り解いて知識をつけた後、時間内に解けるよう練習するだけで勉強完了です。
また、文法は他の科目の基礎になるため、先に伸ばしておくと他の科目の点数も伸びるはずです。
TOEFL ITP®︎対策におすすめの本3選
文法
私がTOEFL ITP®︎で文法の点数を40点から58点に一気に引き上げた時に使用していた問題集をご紹介します。
この本は、初心者が特に間違えやすい問題を厳選して収録しており、各問題には詳細な解説が付いています。
そのため、誰でもスムーズに理解でき、ストレスを感じることなく楽しく学習できます。
これを手に取ることで、あなたも自信を持って文法をマスターし、スコアを大幅にアップさせることができるでしょう。
また、文法を優先的に勉強することをお勧めするものの、やはりリスニング・リーディングも全く勉強しないと言うわけにはいきませんよね。
ということで、こちらもそれぞれおすすめの本をご紹介します。
リスニング
この本は、200問以上の練習問題と、さらに1回分の模試が載っており、出題傾向に応じてリスニングの苦手を克服していくことができます。
私自身、リスニングはもともと一番点数が低かった科目でしたが、この本のおかげで最終的には文法に次いで2番目に得点を取れる科目に変わりました。
リスニング力が向上することで、自信もつき、試験への不安が軽減されたのを実感しています。
リーディング
この参考書は、よく出題されるパターンを10個に分類し、それぞれに特化した解き方やポイントを詳しくまとめています。
そのため、リーディング力を徹底的に底上げしたい方にとって、まさに必携の一冊です。
各パターンに対応した効果的な対策を学ぶことで、効率よくスコアアップを目指すことができます。
この参考書を手に入れれば、リーディングの理解度がぐんと深まり、自信を持って試験に挑むことができることと思います。
いかがだったでしょうか。
今回はTOEFL ITP®︎の点数を最短で伸ばす方法をお伝えしました。
TOEFL ITP®︎は英語圏の大学に留学する際の選考として使われることが多く、試験としてはマイナーな部類ですが、専門的な内容を扱うため難易度は高いです。
しかし、この試験勉強の内容が留学した後に基礎力になっていくため、今の努力は決して無駄にはなりません。
将来の留学等の夢を叶えるためにも、今回おすすめした内容をぜひ試してみてください。
この記事がみなさんの勉強の役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。