TOEFL ITP®︎テストの最短勉強法
この記事では、TOEFL ITP®︎を受験される予定の方向けに、最短で点数を上げる方法をご紹介します。
※TOEFLのテストにはITPとIBTと二種類ありますが、今回はITPの方についての記事です。
この記事は以下の方々におすすめです。
・海外留学のため、いますぐTOEFL ITP®︎の成績を上げたい
・実体験をもとに、最短で効果が出る勉強法を教えてほしい
この記事が、皆さんの留学するという夢を後押しできると最高に嬉しく思います。
TOEFL ITP®︎テストとは?
知らない方のためにTOEFL ITP®︎について少しだけお伝えすると、海外の大学できちんと修学できる英語力があるかどうかを測るためのテストです。
交換留学制度のある大学では海外の大学に留学可能かどうかをこのテストで測る場合があります。この場合、点数のボーダーラインが決められており、この点数をクリアしたらこの大学への留学を認める、という形で使われています。
試験の内容はリスニング、文法、リーディングと分かれています。
どれも難易度は高いです。問題も海外の大学で教わるような専門的な内容が多く、難しい単語もよく出てきます。物理学や気象学、経済学など、幅広い分野から出題されます。
TOEIC®︎と比較すると、専門的な内容のため、TOEFL ITP®︎の方が難易度が高いです。
ただ、TOEICほど大量の問題が出題されるわけではありません。
問題の多さや解き終わった後の脱力感はTOEIC®︎が圧倒的です。
TOEFL ITP®︎テストの点数の決め方
TOEFL ITP®︎テストの大きな特徴である、点数の計算方法についてもご紹介します。
試験の内容はリスニング、文法、リーディングの3つですが、それぞれの点数は正答数によりスコア化されて決定します。
それぞれの最低点〜最高点は下記の通りです。
・リスニング:31~68点
・文法:31~68点
・リーディング:31~67点
そして、この3つの科目のスコアを平均し10倍した値が最終的な点数となります。
点数例としてはこんな感じです。
・リスニング:50点
・文法:52点
・リーディング:53点
=517点
それぞれの平均×10という算出の仕方が、他のテストとは少し違いますよね。
TOEFL ITP®︎の点数を最短で上げる方法
このように、平均×10という算出で点数を決めるという特徴を活かし、おすすめ勉強方法をご紹介します。
この「平均」という部分を利用して、「一つの分野だけに集中して勉強する」という方法をお伝えします。この方法は、留学までには基礎力を付けるけれども、とりあえず早く点数を上げたいという方にお勧めです。
3つの平均ということは、どれか一つの科目だけを集中的に勉強して点数を伸ばした場合、全ての科目を平等に勉強し点数を伸ばすより点数の増加が大きいことになります。
つまり、下記の計算方法です。
【平等に3項目勉強した場合】
勉強前
・リスニング:48点
・文法:50点
・リーディング:47点
=483点
勉強後
・リスニング:50点
・文法:54点
・リーディング:50点
=513点
差異:30点
【一つの科目に絞って勉強した場合】
勉強前
・リスニング:50点
・文法:49点
・リーディング:50点
=483点
勉強後
・リスニング:50点
・文法:58点
・リーディング:50点
=520点
差異:37点
このように、一つの分野に集中して勉強し、点数を伸ばすことで、全体の点数が少し上がりやすくなります。
今回ご紹介した事例ではほんの少ししか点数が上がっていないため差異は少ないですが、もっと勉強を進めていくほど上がりやすくなります。
つまり、より少ない労力で点数を最大限伸ばしていくためには「一つの分野に絞って集中して勉強する」というやり方が効果的です。
集中的に勉強するのは文法がおすすめ
3つの分野の中でも私がお勧めするのは文法を学ぶことです。
文法の問題形式は下記のとおりです。
①選択肢の中から、正しい単語や語句を補い、文章を完成させる問題
②誤った表現を選択し、訂正する問題
文法は下記の理由から、勉強した成果が点数に反映されやすいです。
理由① 知識が増えれば、自ずと点数が上がっていくため
他の科目では、読む力、聞く力などの「技能」が必要ですが、文法の場合は必要なのは「知識」のみです。
問題集を解き、間違った箇所を復習することで、知識はすぐに身につけられます。また、問題の形式が少し特殊なため最初は解きにくいと感じると思いますが、慣れればすぐに正答が分かるようになります。
理由② 一番コツを掴みやすい
正しい文法や測りたい知識が他の科目よりも限定的なため、問題の形式が限られており、正答のコツを掴みやすいです。
問題集で出題されている問題を一通り解いて知識をつけた後、時間内に解けるよう練習するだけで勉強が終わってしまいます。
また、文法は他の科目の基礎になるため、先に伸ばしておくと他の科目の点数も伸びるはずです。
TOEFL ITP®︎対策におすすめの本3選
文法
私がTOEFL ITP®︎で文法の点数が40点→58点に一気に上がった時に使っていた問題集をご紹介します。
この本では、初心者が間違えやすい問題をまとめて、正しく回答できるように問題と解説を詳細に説明しているため、非常にわかりやすく、ストレスなく勉強できます。
また、文法を優先的に勉強することをお勧めするものの、やはりリスニング・リーディングも全く勉強しないと言うわけにはいきませんよね。
ということで、こちらもそれぞれおすすめの本をご紹介します。
リスニング
この本は、200問以上の練習問題と、さらに1回分の模試が載っており、出題傾向に応じてリスニングの苦手を克服していくことができます。
私もリスニングが元々一番点数が低い科目だったのですが、最終的には文法に次いで2番目に点数の取れる科目に変わったのは、この本のおかげです。
リーディング
下記の参考書は、よく出題されるパターンを10個に分類し、それぞれへの対策として、解き方やポイントをまとめているため、リーディングを徹底的に底上げしていきたい方におすすめです。
いかがだったでしょうか。
今回はTOEFL ITP®︎の点数を最短で伸ばす方法をお伝えしました。
TOEFL ITP®︎は英語圏の大学に留学する際の選考として使われることが多く、試験としてはマイナーな部類ですが、専門的な内容を扱うため難易度は高いです。
しかし、この試験勉強の内容が実際の留学に役立つことも多いため、今の努力は決して無駄にはなりません。
将来の留学等の夢を叶えるためにも、今回おすすめした内容をぜひ試してみてください。
この記事がみなさんの勉強の役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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