森の花束 ~ 物語のあるキャンドル ~
ある、
うっすらとお月様が
空に浮かんでいる日の
出来事です。
女の子が夢の中でひとり、
ぽつんと座っていました。
女の子は、自分がどこにいるのかを
忘れてしまったようです。
すると、一羽の小鳥が近づいてきました。
小鳥は、女の子の肩に止まると、
耳元で囁きました。
『道に迷った時は、僕についておいで』
女の子は、小鳥の歌声をたどって
森の奥深くへと、
ゆっくり、
ゆっくり、
歩いていきました。
するとそこには・・・
あたり一面に、
色鮮やかで、
色彩豊かな花々の草原が
広がっていてました。
そこはまるで、
優しい光たちの、
とくべつな住処のようです。
女の子は、その全てを全身で感じました。
自分の中の、
自分を囲っていた柵が
すっかり消え去っていくのを
感じました。
小鳥の歌声も、全てに響き合っています。
女の子は、
わたしが小鳥で、
小鳥がわたしなのか、
もう分からなくなりました。
でも、それでいいと思ったのです。
女の子は、長い・長い間、
忘れてしまっていたことを
全て
思い出しました。
そうして、
女の子は、
その小さな手に
持てるだけのお花を摘んで、
可愛らしい花束にしてもちかえりました。
夢から覚めると、
いつもの部屋で
いつものベッドの上にいます。
でも、その小さな手には、
あの可愛らしい花束が
にぎられていました。
窓の外で、
小鳥たちが楽しそうに
歌っています。
女の子は、とても幸せそうに
「おはよう」
と、微笑みました。
・・・お し ま い・・・
読んでくださり、ありがとうございます😄
flower flower flower~『森の花束』ミツロウキャンドルは、
制作しながら、おとぎばなしのような世界を感じていました。
なんとなくイメージがあったのですが、ようやく一つの物語に
まとめられました☺️
うまくお伝えできるのかは、わかりませんが、
なんとなくほっこり幸せな気持ちになっていただけたら、嬉しいです。
これから、もしかしたらさらに物語も変容していくかもしれませんが・・w
今の、物語を。
ありがとう、感謝です✨
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