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エヴァについて(窮)|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#9

どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。僕は、ちんちんではないです!

前回のあらすじ:エヴァを初日に見たいが故、わざわざ茨城県まで行くことにした。

そんなこんなで、3月8日月曜日。
なんとか終業後に間に合う開始時刻、終電で帰れる終了時刻の上映回を予約済みです。
ミフィちゃんは、業務が少しでも遅れた場合は上映時間に間に合わないかもというギリギリのスケジュール。
ご主人は、ミフィちゃんが少しでも迷わないように、映画館があるイオンタウン守谷に先入りします。下見やドリンクの購入など、できる限りのことを尽くしました。
そんな願い叶ってか、いや彼女の努力のおかげで、ミフィちゃんは予定よりも少し早く到着できました。無事二人はエヴァを頭から見ることができたのでした。

物語は理解できない部分もありましたが、エヴァにおいては当たり前のこと。
ご主人は、これが見たいと願った要素が描かれたことや、ラストシーンの美しさに感動し、ミフィちゃんは、多くの伏線が回収されたこと、アニメーションの壮大さに感嘆しました。
とにかく大満足な終劇だったようです。

そんな、大興奮は束の間、劇場を出たご主人があることに気がつきます。

「携帯がない」

大急ぎでカバンをひっくり返します。
ここは、茨城県。もうすでに終電はギリギリです。
カバンにはないので、劇場の座席確認をお願いします。
もう、最寄り駅までの終電には間に合いません。
座席にもありません。となると、ミフィちゃんと会ってからの数分でしょうか。
しかし、夜分も夜分。映画館以外のイオンタウンは全て閉鎖中とのことでした。

「明日、また確認にきてください」

ご主人とミフィちゃんは、携帯の所在がわからないまま、イオンタウン守谷から寒空の下に放たれたのでした。
誰かに盗られたのかもしれない。明日イオンタウンになかったらどうしよう。
そんな不安感で、エヴァの大興奮は、一気に寒々しい悲壮感へと変容してしまいました。

帰りの電車、iPadで「iPhoneを探す」というアプリを見つけました。
連動しているapple製品の現在地が、GPS機能で特定できるアプリです。
試しにアプリを使用してみます。

ご主人の携帯は、イオンモール守谷を指していました。

携帯の所在が判明し一安心。ではありますが、このことは、2日連続の東京-守谷往復3時間3000円ツアーが確定したことも意味していたのでした。

翌朝、早起きして電車に乗るご主人の姿は、贖罪のようでした。
欲に負け道義に反したことをすると、こうやって制裁が加えられるのだなぁと感じたナインチェでした。お天道様はいるようです。
これに懲りて無茶はやめてくれるといいのですが。

ちなみに、この前も舞台挨拶のライブビューイングに参加したり、まだまだ二人のエヴァンゲリオンは終わらなそうです。

9回


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