痛みの特効薬💊
秋に入った頃から寒暖差や気圧の変化で麻痺側がチクチクと刺されるように痛み始めました。そしてその影響なのか、足は突っ張り手の力も入りにくくなりました。
天気が悪いとてきめんで左半身の痺れと灼熱感で気が滅入りそうになりますが、今週は音訳の締め切りがあったので頑張ってマイクに向かいました。
最初は「今月は音訳を引き受けなければ良かった」と思ったのですが、かえってやらなければならないことがあったことが良かったように思います。
また、Xで同じ様な痛みを抱える方々にとても励まされました。痛みに苦しむのは自分だけではないこと。そして痛みを抱えつつも仕事に向かう投稿などを見て"自分も頑張ろう"そう思えました。
久々に晴れた昨日、リハビリに行って来ました。
痺れに対して振動などを行いつつ、突っ張る足のリハビリに肩関節周囲炎や腱鞘炎の施術とあっという間の80分でした。
リハビリ中にふと「週末はまたお天気が悪くなるみたいですね。低気圧にやられてしまうのに‥」そんな話しをしていたら「気圧やお天気に対する耳の体操を後でお教えしますね」と言われました。
"そんなのがあるんだ"とちょっとびっくりして「先生なんでもご存知ですね」と言うと「気圧やお天気で痛むと患者さんに言われたので何かないかと調べただけですよ。学校で習う訳ではないので」と返って来ました。
医師や他の療法士さんには「痺れって仕方ないんですよ」と言われて来ました。
確かに「これは!」という特効薬も治療方はないのかもしれません。
でも、「痛い」という訴えに対して「仕方ない」という返事は残酷だなと思っています。
癌の患者さんに「癌だから助からないです。仕方ないです」という医師はそうそういないのではないでしょうか?諦めるより他にないとしても"仕方ない"という言葉で切り捨てることはない気がします。
何となくですが、医療という場では命に関わらないことは軽視される傾向にあると感じています。
でも、たとえ命に関わらなくても、痛みに悩まされながら生活することは辛いことです。たとえ確実な治療法でなくてもとりあえず何か試すだけでも‥と思っている患者は多いのではないでしょうか?
こうして決定打ではないかもしれないけれど、色々調べて「やってみて下さい」と対策法を教えて下さることに本当に感謝です。
今、身体的にはしんどいところにいるけれど、それでも落ち込まずに済んでいるのは療法士さんのおかげだなと感じています。
ふと、以前に読書感想に載せた言葉を思い出しました。
確立された治療法がないからこそ、こうした心遣いが患者の特効薬となるのではないでしょうか?
天気予報通り外は雨です。痺れがひどいなと思いながら朝起きました。
これから教えてもらった耳の体操をやってみようと思います。