リハビリの成果
12月から通い始めたリハフィット。
早いものでもう半年が経ちました。
その成果について書きたいと思います。
じわじわくる実感
前回のリハビリでセンター長さんから言われたこと。
「当初の目的であった左足の運動麻痺については右足同様に足首が上がるようになりました」
すごく嬉しい言葉であるはずなのにさらっとおっしゃられたせいか、私の頭のなかもさらっと流れていってしまいました。
でもあとから「じわ〜」っときました。いつに間にか右足と同じくらいに左足首があがるようになっていました。
家に帰ってからもう一度やってみたら本当にちゃんと上がったので夫と二人で感動しました。
長い道のりの一歩
他の方からみたら「半年なのに長い道のり?」
ふざけていると思われる言葉かもしれません。けれども私にとってこの半年は長く重いものでした。
自費リハビリを受けるかどうかというところから悩みに悩みました。
そうしてとりあえず体験だけでもと訪れたリハフィット。
センター長さんの誠実そうなお人柄と良心的な会計方法が決め手となり、即決でお世話になることにしました。
そして初回にいわれた言葉は
「治りますよ」ではなく
「まずやってみましょう」
そんな感じだったと思います。
リハビリ開始
足痛反復療法(川平法)を用いたリハビリがはじまりました。
実はくも膜下出血を起こす前にテレビで見た記憶があり、「川平法」を受けられる施設を探したらリハフィットに辿り着きました。
でも私にとって結局は「川平法」云々ではなく、センター長さんの「患者さんに向き合う」その姿勢に惹かれたのだと思います
そこから順調に進んだ2回目3回目のリハビリ。
動画でも見せていただきましたが明らかに左足の上がり方が良くなっていました。
リハビリの中断
順調だったリハビリが年末に起きた原因不明の右半身痛によって中断されました。
年明けには2度にわたる入院となりました。以前にブログにも書きましたが、その結果、体力も気力も落ちた状態での退院。
そこからのリハビリ再開となりました。
左手の麻痺
ようやく再開した中で出てきたのは左手の麻痺でした。
回復期でも感覚がおかしいことは訴えましたが、特に取り上げられなかったので私も気にしないようにしていました。
ところがこの時期にになって左手が痺れるようになり、冷たいものを触ると痛みが走るようになりました。
また指先の細かい運動がしにくいこともわかり、左手に対するリハビリも始まりました。
高次脳機能障害
リハフィットに通い始めた頃に日常生活でおかしいと感じたことをお話したらこちらで簡単なテストをしていただけました。
その結果高次脳機能障害がありそうなことがわかり、診断とリハビリが受けられるところを探しました。
そして見つかった病院の作業療法士さんとも連絡をとってくださっているので安心してリハビリに通うことができています。
回り道し続けたリハビリ
左足首の運動麻痺に対して通い始めたリハビリでした。
でも次から次へと施術していただくことが増え、左足の運動麻痺だけに集中してというわけにはいかなくなりました。
というより左足より他を優先しなければならないそんな時も多くありました。
左足の運動麻痺という観点から見れば本当に回り道し続けた6ヶ月でした。
そして先日の
「当初の目的であった左足の運動麻痺については
右足同様に足首が上がるようになりました」という言葉。
何事もなければもっと早くに聞くことができたかもしれません。
紆余曲折ありましたがやっとここに辿り着きました。
ここから先
当初の目的は達成されました。
でもさらっとセンター長さんがおっしゃったのはまだまだできることがあるからかなと思っています。
左足と左手の感覚麻痺ついて。
左手の指先の運動麻痺について。
そして右上肢の痛みについて。
不思議なことですが、左足が不安定だと右上肢のいたみが増します。
身体ってちゃんと繋がっていて、どこかで足りない部分を補おうと頑張ってしまうんですね。
左足の運動麻痺。回復期では諦めるより仕方ないと思っていました。
自費リハを勧められ色んな方に相談しました。
通っていた病院の先生には「多少良くなっても実感が得られないのではないか」と。
くも膜下出血前に右手の痛みでお世話になっていた療法士さんには
「麻痺はね…あんまり回復の期待はできないからね」といわれました。
でもちゃんと回復しました。
足を見るとあらためて実感が湧いてきます。
以前できていたことができなくて落ち込むことも多々あります。
でも生活全般において、私がチャレンジしたいと思うことに対して精一杯サポートしてくれる療法士さんがついていてくれることに感謝し、これから先も回復することを信じてリハビリを続けていきたいと思います。