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学童保育の実態について

今回は学童に課された課題について考えていこうと思う。
学童保育の1日は、14:00に登室し、15:00におやつ、16:00から校庭遊びのある日は校庭に行き、ない日は教室でできる遊びをするといった感じで、どの曜日も同じ流れで進んでいくことが多い。特に無言で本読み学習をしなければならない時間も1時間近く設定されており1番大変な瞬間であることは間違いない。この記事ではここに焦点を当てたい。

そもそも学童と学校の雰囲気を同じにすることに何のメリットがあるのか問いたい。少しでも喋り声がしただけで怒る、秩序は維持できるかもしれないけど不満は貯まる一方では?だからか知らないがその先生を慕ってる子どもはあまり見かけない。

この不満が「何で言うこと聞かなきゃいけないの?」というメッセージに繋がってしまうのかもしれない。このアクション、実はすごく大切な意味を含んでいて、以前学校CHLOOSの中で問題提起したことがあるが、ここで出てきたのは「家庭や学校で言うことを聞くのが当たり前」と教わってきているかもしれないということである。その意見を聞いてから学童を見る目が少し変わり、今までは「問題行動はないか」の偵察だったのが行動の違いに着目している自分がいた。「この子は他の人と違ってこんなことしてる。何でだろう?」と思えるように。例えば、テーブルに身を乗り出して座っている子どもがいて下手すると頭から床に向かって落ちてしまい、大怪我につながる可能性があったので注意を与えにいった事例を紹介したい。僕は一方的に直すよう促すのではなく、なぜその姿勢を取っているのか、その前後に何があったのかを確認するところから入った。聞くと、まずテーブルの高さが低い、宿題を進めていたが首が痛くなり疲れてしまったとのこと。そこからその姿勢をとり続けていると首に余計に負担がかかってしまう可能性、頭から落ちてしまい大怪我する可能性も伝えた。最初は「頭打ったことあるけど平気」と交わし直そうとしなかったが、最終的には直してくれた。これも無理矢理直させていたら逆効果になっていた可能性が高い。今でもその子どもとは良好な信頼関係を築けている。

明日からまた仕事が始まる。次の休日は7月の海の日までないので息継ぎのタイミングがないが前向きに頑張ろうと思う。

ゆう

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