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教師なのに「読むこと」が苦手な私の克服方法

苦手と気付くまで


私はどうも読むことが苦手らしい
41歳になって初めて気が付いた
認めたくはない
本や文章を読むのは好きだし、毎日やっていることだし、得意になってもいいくらいだ
でも、文章を読み始める前から、ストレスを感じている自分に気が付いた
なんか、胸がもやもやして嫌になる
特に、事務的な書類
自分で書いた要項ですら、書いてからしばらくたつと読みたくもなくなる
思えば小学校のころ、新品のファミコンソフトについてくる説明書も、ほとんど読んだことが無い
読まないでファミコンをやり始めるのだから、たくさん損していることに後になって気が付く
「ちゃんと読みな!」
と姉に言われても、読もうという気にならなかった
それから、パソコン上やスマホ上の文章も読もうとするともやもやしてくる
気になるニュースを見つけて、クリックして記事の詳細を見る
途中までは何とか読めるのだが、記事が複数枚にわたっているともうだめ
あれだけ読みたかったはずなのに、1ページ目を終わると読みたくなくなっている
だいたい1ページ目であきらめる
それから、文章を読むことが得意な人と接していると、自分との違いに驚く
先日、上司が渡した書類を見て数秒で内容を読み取り、概要を理解されていた
衝撃を受けた
すごい。どうしたら、こんなに早く読み取れるのだろうか
努力してみたが、やはり難しいことは難しい
速読にも挑戦したことがあるが、根本的な胸のもやもやはとれない
かけっこが苦手な子が、リレーの選手になろうとしているような気持ちに似ている
それならば、ほかの方法で自分の不得意をうめるようにしたい

読むことを同僚に頼る


読むことが得意な同僚がいる
なにかの行事がある場合、とにかく頼る
何時にどんなことがあって、持ち物は何か?など聞いてしまうのだ
その代わり、何か自分ができることは、率先して行う
同僚の苦手分野を、率先して引き受けるようにして、互恵的な関係になるようにしていく
イソギンチャクとヤドカリになってしまうのである

得意なことに置き換える


読むことは苦手だが、書くことは得意である
そこで私は、読んだ本や論文を、とにかく書いて記録にしていく
得意な書くことのために読む!と思えば、がんばれる
運動会の要項なども、子供に伝えること3つ!とテーマを決めて書こうとすると、何とか読もうという気になる
成果が形になって見えてくるのが楽しくてしょうがない
書くためには要点をおさえて読むことを意識できるので、苦手なことも補える

文章を写真で撮る


新聞の記事や本など、読んでいてもやもやしてくると、写真に撮ってしまう
先ほど、スマホの画面の文章は読みにくい、と書いた
そこで、隙間時間を使い、ちょっとずつ読んでいく
例えば病院の待っている時間などであれば、ちょっとずつで読むことができ、苦にならないことに気が付いた
苦手なことを切り取って、ちょっとずつやってみるとできることがある

朝の時間帯を生かす


朝は脳内の情報が整理されているらしい
たしかに、すこぶる調子がいい
そこで、朝のうちに重要な書類に目を通すようにする
難読な論文や仕事のために読まなければいけない書類は、10時くらいをめどに読み切れるようにする
すると、うまくいくことが多い

以上、自分の苦手なことの克服法である
自分という特性に合わせて、うまく仕事ができればよいと思っている
まずは、自分の得意なこと、苦手なことを整理することが大切
なんとなく胸の中でもやもやしている「何か」に気が付くことかもしれない
読むことが苦手な教師
正直、「困るのだ!」と自分に言ってやりたいくらい認めたくはない
でも、もやもやしているのも事実なのだ
自分に向き合って、どうしたらうまくいくか?を考えていくことも大切なのだと思った
                      三浦健太朗

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