自分の足元におろしていく
先月、ひろだい多文化リソースルームの吉田美穂先生にご登壇いただいた。インクルーシブ教育という言葉がかなり市民権を得て、それについて学ぶ機会は増えてきたが、外国につながる子どもに関しては、われわれ教師側もまだまだ学んでいかなければいけないと感じている。
セミナーについてのnoteはこちらを参照してほしい。
先日、その吉田先生から連絡ををいただいた。
その連絡をきっかけに、企画に携わる過程を振り返ると、漠然と外国につながる子どもは増えている感覚はあったけれど、実際に自分の勤務する学校を想像していなかった。
外国につながる子どもと一言で言っても、子どもや家庭の様子は一つではない。だからこそ、一人ひとりの子どもや家庭の様子に合わせて必要な支援をカスタマイズしていかなければいけない。そのために学校は何ができるのだろうか。
附属に勤務していると、よく「それは附属だからできることでしょう?」と言われることがある。様々な実践を提案するなかで聞かれる言葉である。子どもたちがいい子ばかりだからできるのでしょう?という思いが裏にはあるのかもしれないし、自分も公立時代にはそんな感覚をもつことがなかったわけではない。
しかし、附属勤務が長くなってきて、附属だから…と思うことが2つある。1つ目は、たくさんの地域の方とつながることができるからだ。業務の中で地域の方と関わる時に、附属の…という話をすると多くの地域の方は協力してくれる。
もう一つは、吉田先生と繋がれたように、大学の先生方から学べることだ。大学の先生方と話していると一小学校教師では気付かない視点にハッとさせられることが多々ある。
話を外国につながる子に戻して。
その後吉田先生とやりとりをして、今度は、本校でも外国につながる子どもへの支援についてお話いただけそうな感じになってきた。詳しい話はこれから研究主任とつめていくことになるが、忙しい時間の隙間をぬって形にしていこうと思う。
今 伸仁
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