戦う職員室で感じた「こんなにやっていいんだ」を体現したクラス活動
【戦う職員室は優れた“実践家”が集う場所】
ザ・平凡教師代表の私ですが、そんな私から見てこの戦う職員室に集う人は魅力的な人が多いです。恐らく学校現場でも、企業でも、勤務先で実績と成果を出されている方なのかなと勝手に推測しています。
教師として参加した、このコミュニティ。衝撃的な実践に驚いたことは数少なくありません。
例えば・・・
・ハロウィーンの日にバナナで一日を過ごしました
・zoomでスリランカの人と俳句で交流しました
・学校に畑を作りました
・朝の会でビジネス書の学びをプレゼンしました
・朝の会や帰りの会で戦う職員室のブログで学んだことを子どもに話しています
・学校全体でSDGsに取り組んでいます
・ニュースや時事問題から漢字テストしました
・教育実習生と戦職メンバーをつなげアドバイスもらいました
・総合の時間に金を稼いだり、学校にアフリカの先生を招待したりしました
などなど、読むたびに心の熱が高まります。
学校と家を往復するだけの日常だったら決して触れることのない実践です。
哲学や思想ももちろん面白いですが、こういったリアルな実践に惹かれます。
【ガチのクリスマスパーティー】
2学期の最後、何か実践したい。
そう考えていた矢先、最終週で自クラスの授業が1つ空きました。
早速生徒に確認しました。
「来週の1時間、皆さんに時間をあげます。何がしたいですか?」
こう返事が返ってきました。
「クリスマスパーティー!」
じゃあガチでやろう。
何をしたいか多くの意見が出たのでまとめると以下の4つとなり、グループ化しました。
・レク(ワードウルフ、へびじゃんけん、風船バレー)
・飾りつけ(ツリー、リース、輪飾り、イラスト)
・黒板アート
・BGM
準備する時間は取れなかったので、各自、グループごとの準備とするよう伝えました。
【スイッチが入る子たち】
翌朝、Tくんが手に木を持って登校。ツリーで使う木とのことでした。
その翌日。Hくんがダンボールで作ったツリーを持ってきました。
近くのスーパーでダンボールをもらい、家で作ってきたとのことでした。
動く女子たち。
生徒「飾り付けでいろんなもの買いたいんですけどいいですか?」
私「学級費があるからいいよ」(学級費システムないけど)
100均に行って飾り付けアイテムをどっさり買ってきました。
“言えばお金が出してもらえる”
そう勘違いした女子たち。
リースチームやレクチームも「買いたい」と言ってきました。
計1000円ちょっとなので大丈夫でしたが…
他にも
・放課後に集まりリースを作るTさん、Nさん、Mくん
・黒板アートのためにそれ用のチョークを買ってもらったIさん
・休み時間を使い、クラスのみんなにリクエスト曲を聞きまくるKさん
・自転車の空気入れを巧みに使い風船をふくらませるためにHくん
など準備の段階から躍動する姿が見られました。
【「こんな光景、学校現場で見たことないです」】
「朝早めに来ていいですか?」
そう尋ねられたので、学年主任や担任に確認し(ルールがあるため)OK。
7:30からの飾りつけが始まりました。
当日は、特別支援学級からサンタやトナカイのコスプレセットをいくらかお借りしました。
じゃんけんして何人か着用。
私もサンタの格好で参加しました。
飾り付けとコスプレ、これだけでもワクワクしますが、本番は大盛り上がりでした。
先生たちも気になったようで、多くの参観もありました。
見に来た先生が上の言葉をもらしました。
「こんな光景、学校現場で見たことないです」
「ここまでやっていいんですね。来年やってみようかな」
戦う職員室で私が感じたことです。
ここで知った実践や哲学を、職場で実践すると、私と同じように感じる人が出てきました。
可もなく不可もない、足並みを揃えるという基準を、実践を通して上げる。
基準が高いとそれを目指すから、全体が高くなる。
以上実体験を通して感じた戦う職員室の効果報告でした。