【子ども】子どもはコロナにかかることがあるの？(Adios Corona翻訳)

　年内完訳が危ぶまれてきたAdios Corona拙訳。コロナの年内終息も、夢のまた夢となってしまいました……。
　今回の記事は、これまでの記事と内容がだいぶ重なるところがあります。
　原文は最後に載せています。

　↓訳文ここから。

子どもはコロナにかかることがあるの？

　はい、子どもはコロナウィルスの保因者となることがあります。中国やヨーロッパ諸国で、たくさんの子どもが感染しています。一般的に、子どもの症状は大人よりも軽いです。しかし、鼻に含まれるウィルス量は大人と変わらないため、先験的に大人と同じくらい伝染性があります。

　様々な国で、コロナ陽性の子どもの割合は子どもの全体人口に対して低いことが検査で分かっています。このような結果は、子どもの感染が大人よりも低いことを意味しているわけではありません。陽性率は、どんな人たちが検査を受けているかに依存するからです。コロナに感染した大人は子どもよりも症状が目立つため、症状のある大人の方が検査を受けており、陽性者数が多くなる原因となっています。「どうして子どものコロナ感染に関するデータは解釈しにくいの？」をご覧ください。

　スウェーデンでは、多くの学校が広い地域で開いたままでしたが、6月の半ばに陽性と検査結果が出た人々の割合は、0～19歳の若者と20～64歳の成人間で同じでした(6.8%に対し、6.4%)。イスラエルでは、2020年1月から9月の間で、コロナ陽性の人々の割合は、大人よりも子どもの方がやや高いくらいでした。

　コロナが流行し始めた頃、感染はもっぱら成人間で起こりました。ウィルスは家族間で広がって、特に高齢者と子どもという、感染リスクの高い人に家庭内感染させてしまいます。また、感染症は学校でも広がる可能性があります。「子どもがコロナ拡大に及ぼす影響は？　分かっていることは何？」をご覧ください。

　コロナ症例と至近距離での接触について、公表されている疫学的分析によると、子どもはコロナの感染者と接したとき、人口に比べて低いか、同じくらいの感染リスクがあります。

　子どもはコロナウィルスに感染する可能性があるので、大人と同じ衛生上のルールと、ソーシャルディスタンスを守る必要があります。

　原文はこちら↓

Can children be infected with the SARS-CoV-2 coronavirus?

　お気づきの点があれば、コメントをお願いいたします。