小説のPDCAつづき〜小説新人賞の攻略法(11)
崖っぷち作家のニジマルカです。
「新人賞の攻略法」11回目です。
今回は、Check(評価)とAction(改善)です。
10回目はこちら。↓
難しいのはCheck(評価)
新人賞におけるPDCAで、一番難しいのはCheck(評価)です。
本を出している作家なら、基本的に販売部数が評価になるので簡単です。
評価が数字でわかるので、間違えようがありません。
ですが、新人賞の場合は、評価を得ること自体が難しいのです。
一応、以下程度が客観的な評価になるでしょう。
1.何次選考まで通ったか
2.評価シート
それぞれ見ていきます。
1.何次選考まで通ったか
多くの新人賞は、4次か5次が最終選考です。
ほとんどの場合、選考結果はweb上でも発表されます。
あれは嫌なものなのですよね……検索して、ペンネームが無かったときの絶望感はもう味わいたくないものです。
1次選考で7〜9割は落とされます。
2次以降、落とされるのは半分ずつくらいでしょうか。
前回と比べてどこまで進めたかは、おおざっぱではありますが、うまくいっているかどうかの目安になります。
出すごとに、ある程度、順調に選考を進めているなら、やっていることが間違っていない証拠です。
下手に方法を変えずに、そのまま続けましょう。
ですが、2,3年出して、1次選考すら通れないなら、たぶん方法が間違っています。
そういう場合は、以下あたりのnoteが参考になるかもしれません。↓
簡単に言うと、自分が「それはないでしょ」「それはやったら駄目でしょ」「そこまで堕ちたくない」と思っている方向が正しい方向です。
2.評価シート
エンタメ系の新人賞だと、編集者が評価を返してくれる賞もあります。
編集者から評価をもらえる機会はめったにないので、評価シートをもらうためだけに送ってもいいくらいです。
ただ、ほとんどの新人賞はここまでのサービスをしてくれません。
一番良いのは専門の人に頼むこと
一番良いのは、おそらく専門の人に評価を頼むことです。
ちょっとハードルが高く感じると思いますが、これが一番近道でしょう。
自分も作家志望者だったとき、頼めばよかったと思います。
そうすれば、もっと早く軌道修正できたはずです。
とにかく、正しい評価がないと、改善することができません。
改善できないと、ずっと間違い続けることになります。
ですから、ちょっとくらいお金がかかっても、さっさと評価してもらった方がいいです。
そうした方が、時間もエネルギーも無駄使いせずに済むと思います。
とは言え、ココナラとかああいったところに頼むのではなく、プロ作家がやっている講座に持ち込むとか、添削などを受けた方がいいでしょう。
↓この方がやっている講座は良さそうに思います。
(料金が高かったらごめんなさい)
依頼するとき心配なのは「アイデアを取られるのではないか?」ということだと思います。
気を悪くするかもしれませんが、作家志望者のアイデアはたいてい商業的には使い物にならないので、そういうことをするプロ作家はたぶんいません。
(自分が作家志望者だったころのアイデアを見ると、まったく市場とずれています)
小説教室などに行っているなら、そこの先生に読んでもらってもいいですね。
その先生がプロ作家なら、なおいいです。
プロではないなら、話半分で聞いておくのがいいと思います。
Action(改善)するのは簡単
新人賞の場合、もっとも難しいのは「正しい評価」を得ることです。
「正しい評価」さえあれば、それに従って修正すればいいだけです。
専門の人から評価を受けたら、それを疑わずに、素直に従いましょう。
(疑うと、評価を受けた意味がありません)
全般的な改善策としては、基本を再確認する方法があります。
以下のnoteに基本のレベル上げ方法がありますので、参考にしてみてください。↓
今回のまとめ
新人賞の攻略法11回目「小説のPDCAつづき」でした。
1.Check(評価)が一番むずかしい
2.正しい評価がほしいなら、専門の人に頼むのが一番早い
3.正しい評価があれば、Action(改善)するのは簡単
次回は「メンタル面で気をつけること」です。↓
それではまたべあー。