メンタル面で気をつけること【防御編つづき】〜小説新人賞の攻略法(13)
崖っぷち作家のニジマルカです。
「新人賞の攻略法」13回目です。
12回目はこちら。↓
メンタルの攻撃と防御
前回、メンタル面を以下のように分けました。↓
【防御】
1.自分を否定する人を排除する
2.自分を肯定する
【攻撃】
1.自分はすでに作家だと言い聞かせる
2.作家を見に行く
今回は防御の2つ目です。
2.自分を肯定する
メンタル防御の2つ目は、「自分を肯定する」です。
「自分に優しくする」と考えてもいいです。
自分に厳しくした方がいいのではないかと思うかもしれませんが、新人賞に出していれば、受賞するまでは、落選という厳しい評価が続きます。
ずっと厳しくされるのですから、さらに自分に厳しくしなくていいです。
むしろ、できるだけ自分に優しくしましょう。
簡単な方法としては、寝るときに「今日もよくやった。がんばった」と自分を褒める方法があります。
ちゃんと声に出して言った方がいいですね。
バカバカしいと思うかもしれませんが、これだけでも随分違います。
自分は誰にも言わずに新人賞に送っていたので、くじけないようにいろいろ工夫していました。
その1つに、自分に励ましの手紙を送るという方法があります。
これもバカバカしいと思うでしょうが、かなり効果があります。↓
肯定のエネルギーを切らさない
本当は誰かに肯定してもらうのが一番です。
原稿を読んでくれる人がいるなら、「最初は褒めてほしい」と素直に頼んでみてもいいですね。
実際のところ、周りの人からのアドバイスはあまり役に立ちません。
それよりも、褒めてもらう方がずっと力になります。
今ならネットで「肯定」をもらえるでしょうし、仲間も作りやすいと思います。
とにかく、どういう方法でもいいので、「肯定」を切らさないことを念頭に置くといいです。
特に、落選したり、心ないコメントを書かれたりして「否定」されたときは、肯定のエネルギー切れに気をつけましょう。
否定されると、ごっそりと肯定のエネルギーを奪われます。
誰かに否定される場合だけでなく、自分で自分を否定するときも同じです。
否定されたら、すぐに肯定のエネルギーを補充しましょう。
自分で自分を褒めてもいいし、ご褒美を上げてもいいし、のんびりしてもいいし、自分に手紙を送ってもいいです。
誰かに褒めてもらえるならそうしてください。
夢を追い続けるには、どうしても肯定のエネルギーが必要なのです。
辛くなったときは
最初のうちはいいのですが、2,3年書いて結果が出ないと、次第に辛くなってきます。
アクセス数といったフィードバックがあるネット小説と比べて、新人賞はほとんどフィードバックがないので、結果が出ないと、どんどん落ち込んでしまうのですね。
辛くなったら、こう考えるといいです。↓
新人賞を目指す心の体勢というのは、たいていの場合、図の左の体勢です。
つま先立ちをして、上に手を伸ばしている状態です。
この体勢はすごく辛いのですね。
足は次第に震え、腕は疲れ、首も凝ってきます。
そもそも、長く続けられる体勢ではありません。
ですから、辛くなったら、図の右のように下を向きましょう。
上に手を伸ばすのではなく、下に積むと考えるのです。
1日の作業をブロックのように考え、ブロックを足元に積んでいくと考えます。
足元に積んでいくと、足場はどんどん高くなりますよね。
すると、ある日、あんなに高い場所にあった「受賞」が、目の前にあることに気づくのです。
無理して上に手を伸ばさなくても、下に積んで上がっていく方法もあるのですね。
このコツを知っているだけでも、気が楽になると思います。
今回のまとめ
新人賞の攻略法13回目「メンタル面で気をつけること【防御編つづき】」でした。
1.自分に厳しくしないで優しくする
2.自分を褒める習慣をつけるのが簡単
3.自分に励ましの手紙を送るのも効果がある
4.くじけそうになったら、上に手を伸ばすのではなく、下に積むと考える
次回は「メンタル面で気をつけること【攻撃編】」です。↓
それではまたべあー。