にじいろの会

糖尿病友の会とは、糖尿病患者さまとそのご家族、 医師・看護師・理学療法士・薬剤師・栄養士などの医療スタッフで構成されるサークルです。 公平病院では「にじいろの会」の名で、2020年4月に発足。11月に活動を開始しました。

にじいろの会

糖尿病友の会とは、糖尿病患者さまとそのご家族、 医師・看護師・理学療法士・薬剤師・栄養士などの医療スタッフで構成されるサークルです。 公平病院では「にじいろの会」の名で、2020年4月に発足。11月に活動を開始しました。

最近の記事

世界糖尿病デー

こんにちは、にじいろの会です。 11月14日は世界糖尿病デー(World Diabetes Day)です。 1921年にインスリンを発見したフレデリック バンティングの誕生日であり、インスリンの発見により、糖尿病治療は飛躍的な進歩をとげています。 世界糖尿病デーは世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために、2006年に国連で公式に認定されており、糖尿病の予防や治療継続の重要性について、皆さんに知っていただく大切な日となっています。 各国でブルーライトアップやイベントが行わ

    • 糖尿病とがんについて

      こんにちは。にじいろの会です。 みなさんは、糖尿病とがんの関係についてご存知でしょうか? 国内外で発表された研究によると、糖尿病(主に2型糖尿病)がある方は、がんのリスクが20%ほど高いことが報告されています。 10月はピンクリボン月間です。 定期的な乳がん検診やブレストチェックを習慣化することで、早期発見につながります。 当院でもマンモグラフィーによる乳がん検診をしています。 年に一度は乳がん検診を受けましょう。 また、男性も大切なご家族に乳がん検診のお声かけをして

      • どんな運動をしたらいいの?①

        こんにちは。 公平病院のにじいろの会です。 以前の更新で、糖尿病の治療における運動の効果について書かせていただきました。 しかし、運動と言われてもどんな運動をしたらいいかわからない、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで、今回は具体的な運動方法についてご紹介させていただこうと思います。 1回の更新ですべて書いてしまうと膨大な量になってしまいますので、今回は「有酸素運動」について書かせていただきます。 糖尿病の治療において、「有酸素運動」と「レジスタンス運

        • 食中毒に気をつけましょう

          みなさん、こんにちは。にじいろの会です。 暑い日が続いていますね。夏場は高温多湿であることが影響し、細菌が繁殖しやすく食中毒が多く発生しやすい状況です。 食中毒の原因には細菌の他に、ウイルスや寄生虫、有害な化学物質、動植物の自然毒など多岐にわたりますが、そんな食中毒を起こさない為の知識や食中毒になってしまったときの対応についてお話します。 【注意したい食中毒・・・主な原因食材等】 カンピロバクター属菌・・・鶏肉 腸管出血性大腸菌・・・牛肉、生野菜 黄色ブドウ球菌・・・おにぎ

          糖尿病の検査について②

          糖尿病の合併症とその検査についてお話させていただきます。 高血糖の持続などにより細胞が障害されることによって起きる →細小血管障害 高血糖と様々な危険因子が動脈硬化を進行させることによって起きる →大血管障害 今回は、さらに細小血管障害の三大合併症に注目したいと思います! 細小血管障害によって起きる糖尿病三大合併症は、 ・糖尿病性神経障害 ・糖尿病網膜症 ・糖尿病性腎症 があります。 〇糖尿病性神経障害 神経栄養血管の細小血管障害や血栓症あるいは神経組織の代謝異常によ

          糖尿病の検査について②

          糖尿病連携手帳について

          こんにちは♪ にじいろの会です。 前回まで災害対策についてご紹介させていただきました。 今回は糖尿病連携手帳についてお話しさせていただきます。 糖尿病と診断されると、定期的に通院していただく必要があります。 そこで必要になるのが糖尿病連携手帳です。 糖尿病連携手帳とは、日本糖尿病協会が発行している手帳です。 体重・血圧・血液検査等の記録をすることができ、体重の増加や血糖の数値が目で見てすぐに分かります。眼科・歯科の記録も出来ます✨ 糖尿病連携手帳の他に血圧手帳やインス

          糖尿病連携手帳について

          災害対策 ~お薬編~

          こんにちは。 にじいろの会です。 前回は「災害対策 ~運動編~」ということで災害時に起こりうるお身体の 注意点や対策についてご紹介させて頂きました。 今回は主にお薬の備えについてのお話をさせて頂きます。 災害時に備えて普段から持ち歩くとよいもの ・インスリン製剤(予備も必ず持ち歩きましょう) ・注射針 ・消毒用アルコール綿 ・血糖測定器、電極(チップ) ・補食(ブドウ糖、飴玉など) ・お薬手帳、糖尿病連携手帳、保険証 ・緊急連絡先のメモ(糖尿病患者用IDカードなど) ・筆

          災害対策 ~お薬編~

          災害対策 ~運動編~

          こんにちは。 公平病院のにじいろの会です。 前回は「災害対策 ~食事編~」ということで、災害時の食事に関しての注意点や対策をご紹介させていただきました。 今回は災害時に起こりうるお身体に関しての注意点や対策についてご紹介させていただきます。 災害時に特に注意が必要なことは、「肺血栓塞栓症」や「深部静脈血栓症」、いわゆる「エコノミークラス症候群」と呼ばれるものです。 長時間動かないことで血流が悪くなり、血栓が血管を詰まらせてしまいます。 災害時の避難所では、日常生活に比べ動

          災害対策 ~運動編~

          災害対策 ~食事編②~

          ◎8日目~1カ月位 出来るだけ普段の生活を取り戻す時期です。 ライフラインの復旧が進み、電気やガスが使用できるようになれば主食、副食、副菜などなるべく普段通りの食事を心がけましょう。   ◎補足 配給される食品や非常食に使われる食品は保存性を考慮して塩分の高めのものが多いかと思います。塩分制限を指示されている場合はいつも以上に減塩を心がけましょう。 例えば、カップ麺や味噌汁など汁を残すことも有効です。また、全て飲みたい方や残すことが難しい状況の場合はスープの素を半分くらいにし

          災害対策 ~食事編②~

          災害対策 ~食事編①~

          近年、頻発化する災害から命を守るために一人一人の災害に対する心構えや知識と備えが重要です。また、避難生活や帰宅困難になった場合、糖尿病患者さんは特別な備えが必要となります。 今回は「食事」に関しての注意点や対策を2回に分けてご紹介します。   ◎災害が発生した直後から3日目位 十分な食事を摂ることは困難かもしれません。しっかりエネルギーを摂ることを優先し、自分で準備した非常食や配給された食事などしっかり食べるようにしましょう。また飲料水不足やトイレ事情などで飲水を控えることに

          災害対策 ~食事編①~

          糖尿病の検査について

          糖尿病の検査について、みなさんご存じでしょうか? 今回は検査についてお話させていただきます。 まず、糖尿病のを疑う結果としては初回の検査にて ・早朝空腹時血糖値 126㎎/dl以上 ・75g経口ブドウ糖負荷試験 2時間値200㎎/dl以上 ・随時血糖値 200㎎/dl以上 ・HbA1c 6.5%以上 このいずれかを認めた場合は糖尿病型と判定されます。 ここから、症状や検査結果を組み合わせて見ていくことで診断につながります。 〇血糖値 : 基準値 70~109㎎/dl 10

          糖尿病の検査について

          第15回 戸田市商工祭

          こんにちは♬ 10/21、10/22に開催された第41回商工祭に参加しました。 商工祭は戸田市内の商工業者の製品・商品を広く市民の知っていただき、市内の商工業者と市民、市民同士のコミュニケーションを深めるためのイベントです。 当院は「糖尿病を身近に感じよう」というテーマで、糖尿病に関するクイズや健康相談、握力測定をおこないました。10/21、10/22の2日間で糖尿病に関するクイズはなんと1300人以上、握力測定は300名以上の方にご参加いただきました。 当院のブースの前には

          第15回 戸田市商工祭

          第14回 糖尿病専門医について

          公平病院 医療秘書部についてご存じでしょうか。 わたしたちは医師の後ろについて様々なサポートをしています。 内科医はもちろん糖尿病専門医につくこともあり、患者さんにお話しされている内容が本当に勉強になるのでいつも聞き入ってしまいます。 ところで糖尿病専門医とはどんな医師でしょうか。 ものすごい努力をされないと難しいということがわかりますね。 厚生労働省の統計によると、日本には約30万人もの医師がいますが、診療項目に「内科」と明記している医師の6万人のうち、内科専門医の資格

          第14回 糖尿病専門医について

          第13回 運動の効果について

          こんにちは。 公平病院のにじいろの会です。 お身体を良い状態に保つためには運動が必要というお話しを聞いたことはありますでしょうか。 しかし、漠然と「運動が必要です」と言われても、始めるのがなかなか難しかったり、いざ始めてもなかなか続かなかったりするものです。 私は元々身体が細く、がっちりとした身体に憧れて筋トレをした時期もありましたが、なかなかモチベーションを保つのが難しく、長くは続きませんでした。 運動の効果を知ってからは、運動の必要性を実感し、現在は運動をすることが習慣

          第13回 運動の効果について

          第12回 健康な歯をいつまでも

          糖尿病デー(11/14)では来院された方全員に歯周病のリーフレットを お配りしました。​ にじいろの会note『第10回  糖尿病と歯周病』でも述べられているように、歯の健康を保つことは糖尿病患者さんにとってとても大切な事です。​ ​ 健康な歯でよく噛んで食べることは様々な良い効果があります。​ しっかりよく噛んでたべると・・・​ ★早食いを防止し、満腹感が得られやすく、食べすぎを防止します ★交感神経が刺激され、代謝が活発になり、消費カロリーが増えます​ ★脳

          第12回 健康な歯をいつまでも

          第11回 世界糖尿病デー

          11月14日は世界糖尿病デーです インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり 糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を 世界糖尿病デーとして顕彰しています。 世界糖尿病デーのキャンペーンには青い丸をモチーフにした 「ブルーサークル」が用いられますが、これは どこまでも続く青い空と、団結を表す「輪」を意味しています。 糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ9.3%となる4億6300万人が抱える病気です。 一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、年間実に5

          第11回 世界糖尿病デー