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株式会社にじいろキャンバスについて


株式会社にじいろキャンバスについて今日は書きたいと思います。この会社は、代表取締役の小林祐輔、取締役の田中良昌からなる会社になります。
なぜこの会社を作ったか、どんなことをしている会社なのかお伝えできればと思います。

まず小林祐輔についてはこちらをご覧ください。

※時間がない方や興味があまりない方は、「3、会社の考えが大きく変わる」からお読みください。

1、長ーい前置き

小林祐輔、田中良昌は同じ大学で保育士になるために勉強をしていました。その時に受けた授業で「施設経営論」というものがあり、自分たちで理想の保育園を作るという目標を立てて、各々保育士になります。

想像していた世界と違った保育の世界。

ただ楽しいだけではない。遊んでいるだけではない。この子たちが社会の中で生きていくために保育を必死で行わないと子どもたちに失礼だ。

それぐらいの気持ちで毎日必死に先輩たちの姿を見て、色々な人の話を聞きながら勉強を進めていました。

その間も1ヶ月に1回は大学の友人と集まり「保育園を建てる打ち合わせ」をしながら毎月お金をためていました。

ある日、保育の中で子どもたちがレールトレインで集中して遊んでいました。そのうち一人の子が、隣にあった積み木を使って家を作ったり、線路にかけて橋を作ろうとしたりしていました。ただ自分が務めていた園では、「玩具を混ぜて使ってはいけない」というルールがありました。なぜ混ぜちゃいけないかちゃんと意味はあるのですが、それでも自分はこれだけ想像を膨らませながら楽しんでいるんだからいいのでは?と思いましたが、その保育園の中で、組織で務めている以上従わなければいけない。今のは一例にすぎませんがその葛藤の中で、やはり自分たちで対話しながらより良い園を作ろうと決意を新たに友人同士で決めたのです。そういう日々があったから「この園でよくできればいいや」「この中で最善の保育すればいいや」という気持ちにならなかったのかもしれません。

2015年に復興応援で気仙沼にコンサートをした後、宮城で保育園を自分で立ち上げた方がいらして、その方に話を聞きに行きました。その方にはパワーが、温かさが、そして怒りがありました。そんな熱い話を聞かせてもらい、帰りの車の中で覚悟を決めて、2016年6月17日に株式会社にじいろキャンバスを設立させました。


2、株式会社にじいろキャンバス

よくにじいろキャンパス?と間違えられます。キャンパスではなくキャンバスです。なぜこんな名前を付けたかというと

「にじいろ」とは人の個性や経験、感情を表現しています。色のように上から重ねて行くと最終的には「黒」になってしまいます。その個性や感情などその時々の自分を表現し、周りの他者と対話し、お互いの境界線を作りながら共存していきます。そしてキャンバスという何も書いていない自分の人生を描き、虹のように終わりのない学びを楽しんでいきたいという願いを込めてつけました。        
                             HP引用

という意味があります。

最初の会社のロゴはこちら

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なぜこの昔のロゴの話をするかというと、やはりこのロゴには思入れが強くあるからだと思います。このロゴは会社の名前の由来を組むと共に、自分たちみたいな「コネなし・金なし・人脈なし・実力なし」の素人ですが、自分たちの足で1歩1歩歩いて前に進め!自分たちで立てた会社を責任持って支えながら歩いていけ!楽をするな!というメッセージが込められています。

そのお陰で、保育園の物件探しから何から何までコンサルを入れずに自分たちの足で回って、手を使って、時間を使って頑張ってこれました。

そして会社を建てたその年に千葉県市川市で認可公布予定をもらい、あと半年もすれば保育園が建てられると思った矢先に、大事件がおきます。

工事の際に、柱の強度が0.02足りなくて工事続行不可。それを知った日は忘れもしない12月28日。市役所は1月5日まで開かない。そして新入園児の申請が1月7日まで。生きた心地がしないまま正月を迎え、その後、市役所に謝罪、認可取り消し、すでに申請していただいた家庭の方々に1件1件謝罪、働いてくれる予定だった保育士の職探し、自分もその時に働いていた職場に謝罪し、このまま働かせてもらうことに、、、

仲間とためたお金も600万パーになり、無一文。物件のオーナーと裁判。

今思えば、完全に自分たちの知識不足でだったので、園を建てた人やコンサルの方々が見たら「バカだ、、」と思うかもしれませんが、この経験があったからわかったこと、この経験から学んだことたくさんあります。だから初めて建てる人の注意しないといけないポイントや大切にしないといけないことなど、どうやって物件探したかなど、足を動かした分たくさん知識ができたと思っています。

その後、色々な人や場所のご縁、田中の決断があり、2018年4月に小規模保育事業A型にじのき保育園を設立、運営することができました。
(2020年4月1日2園目小規模保育事業A型incipit保育園開園 現在2園運営)


3、会社の考えが大きく変わる

目標だった保育園を運営し始める中、子どもたちや一緒に働いている職員、地域の人たちの変化や自分たちの変化に気付き出します。

「保育ってなんだろう?」

「自分たちが思ってきた保育って何?」

そこから、会社、保育園のみんなと考えて対話という大切さを知り、対話に時間をかけるようになりました。海外研修にも行き、日本と海外のどこが違うかではなく、海外の日常と習慣からこうなっているなら日本の日常と習慣ではどうなるのかなど「型」ではなくコンセプトを持ってくるようになりました。そして子どもも大人もみな、今の市民としてどうこの地域に根付いて成長していくか、どう関わったらいいかを考えながら職が違っても「教育」という分野は全員が理解し対話できるものでなくてはいけないという想いが芽生え、会社のロゴやvision、missionなどをもう一度練り直し、新しいステップに移行していきました。

会社や保育園の職員以外にも新しいステップに協力してくれた方々
Learning in Contextの植竹康之さん

Arrowsの村上喜美さん

本当にお二人と対話しながら作り上げる世界はとても楽しい。また一緒に仕事しましょー。植竹さんとは会社のVisioningを、村上さんにはそこからHPの構築を。それに付随してlogoも考えてくれました。ありがとうございました。

4、logo Vision Mission Values

会社のlogo

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vision
100年先に笑顔でいるために「今」あなたなら何をする?

↑この言葉を聞いて「今」読んでいるあなたはどんなことを想像しますか?

Mission
乳幼児教育のスタンダードを構築する

↑この言葉や字面を見て、「今」あなたはどう思いますか?

Values
1、株式会社が保育園を行う意味
2、フラットの再構築
3、心動く自立性と自我の確率

↑この言葉、字面を見て「今」あなたはどんなことを思い浮かべますか?

全員共通の正しい正解なんてありません。でも自分たちの正解はあると思っています。その正解を信じて始めないと未来はないと思います。進んだ道が間違っていたら、間違った瞬間に道を変えればいいし、戻ってもいい。それ自体も自由です。とても自分たちはシンプルに考えています。

※詳しくは、下記に貼ってあるHPを。自分たちの考えや想いはそちらに記してます。

5、Business Concept

乳幼児教育のManagementを確立する5つの開発
①Marketing & Communication【市場創造とコミュニケーション】
②Research & Development【調査研究と開発】
③Human Resource Development【人財開発】
④Management【マネジメント】
⑤Planning & Service【保育計画立案と実行】
4つの事業展開
①施設運営
②コンサルティングサービス
③研究・開発
④コミュニティー作り

詳しくはHPをご覧ください。全く違うような事業展開ををしてそうなのですが、よく見たら、内容聞いたら、それは全部「乳幼児教育から人の共育」につながる事業展開になっています。

そして根本には「自分たちが面白いことや、やりたいことを形にしていく」という想いもあるので、楽しいことしたい方がいましたらぜひ一緒に楽しみましょうー!

「こうしなければいけない」とか「こうでなければいけない」ではなく、自分たちは「こうしたい」「こうでありたい」という気持ちから事業を展開していきます。システムの中で動く人間ではなく、人間がより良く動けるようにシステムがある。デンマークではこのような考えがあるそうです。私たち自身も本当にそうでなければいけないと思っています。

その中でうちの事業で一番大切にしている保育園運営。
「にじのき保育園」「incipit保育園」は違う記事で紹介したいと思います。

HP

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