２２回目の月曜日

６月最後の月曜日

２２回目の月曜日午後３時

今年も半分過ぎたね
去年までとはちがう日々を過ごしてきた５ヶ月間

もう減ることがないハナコのご飯
いつ帰ってきてもいいように残し続けていた

でも、古くなっちゃったよ
帰ってきたら新鮮なのを食べて欲しい
それなのに捨てられないんだ

今日こそ！　と思ったんだけど
このタッパーを出すと、音もなく近づいて足元に座っていたハナコ
捨てようと思って出したのに
ハナコが来たような気がして、数粒お供えして
また元の場所に…
ヒナコのごはんの隣にしまっちゃった

苦しいのに
病院の帰り　抱かれるのを嫌がり
玄関まで自分で歩いたハナコ

いつものように足を拭いたら
コタツの中で、バタンと音を立てて横になった

最後のお散歩だった
遠回りをしたがり、私も泣きながら付き合った
ゆっくりゆっくり　匂いをかぎ　景色を確認し
階段でさえ自力で登った

頑張ったね　ハナコ
つらそうに息をするハナコに黙って寄り添い続けたヒナコ
二人だけで何か会話でもしたんだろうか

やっぱり月曜日は泣いちゃう

旅立つ数分前のハナコの写真
苦しそうなのに、なぜか私は写真を撮った
そんな時に写真を撮っている自分が嫌になった…

今でもこれを見ると
あの息遣いとともに、写真を撮ってる自分が嫌になる

それでも、思ったの
月曜日をもう少し楽に過ごせるようになりたいと

毎週何をしてても月曜２時半くらいから落ち着かなくなる
そしてしばらく泣き続ける

どんなに苦しい顔でも
私にとっては可愛い愛するハナコの顔
大切な思い出なんだ　宝物なんだ

だから、肩の力を抜いて過ごせる月曜日
あと何回越したらできるようになるかわからないけど
そんな日がきたら
キットこの写真をとった自分も許せるようになるかな

今日も一日ありがとう

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