ユキ
認知症の母が描いた絵手紙。15年在宅介護をしている中で、絵を描く時間はお互いに微笑み合うことができる息抜きの時間でもありました。2000枚近く残された絵を少しづつ整理していきたいと思っています。
小さなボツボツができ、猛烈な痒みを掻きむしり続けた手。手湿疹と診断され、試行錯誤しながら付き合っていく様子を書いています
毎朝はなこにお供えしているご飯 「ハナコ飯」をまとめました
久しぶりのハナコだらけの一日 昨日2024年1月25日をもって、ハナコは虹組4年生に進級しました。 3年前の痛み、淋しさ、後悔は、未だに私の中に残ってはいるものの 体の奥へと染み込んだように痛みも和らいだ 苦しかったね 肺の半分以上が白く写っているレントゲン… 「肺水腫だね」そういう先生の目はもう長くないと言ってた わたし気付いてたよ でも、奇跡がキット起こる!そう思ってギュッと手を握って 先生の話も聞かなくちゃと思いながらも上の空だった 苦しそうなハナコを見ていられず
平成12年6月14日 午後8時過ぎ 私の手を握ったまま 静かに息を引き取りました。 認知症となってから20年近く 寝たきりとなってから5年 大腸がんと診断されてから7ヶ月 私の記憶も薄れてきてしまうほど月日が流れた 当時は「痴呆症」と言われていて 人に言うのは恥ずかしい…そんな空気があった 「まだらボケは一番やっかい 完全にボケたら楽になるよ」 そんな言葉を主治医に言われ、 私は人として見てくれていないような気がして 他の病院を探したこともある 時におかしなことを
明日 私は誕生日を迎える 誕生日前の数日間は気分が重くなることは今までもあったこと 今年は今までとは違う とてもとっても重くて すごくすっごく深くて 進もうとする足や手を縛り付けるようなフタが胸の上におかれたような気分が何日も続いている 先月には願っていた犬との生活を手に入れ 新しい家族との幸せな生活は 忘れていたハナコとの楽しい思い出を次々と身近なものにしてくれている この新しい家族のことは改めて書こうと思うけど きっと今年は楽しい楽しい誕生日を笑顔でハナコに報告でき
ハナコの3回忌から1ヶ月が経とうとしてる 犬と離れた生活が2年を過ぎ ハナコと暮らしてきた9年間 その前のロイと暮らしてきた18年間 その前のスリーピーと暮らしてきた15年間 … ごんべ、ジュディと他にも家族だった子たちと過ごした時間は現実だったんだろうか … すべて私の妄想なんじゃないか 写真や動画が残っていたとしても 現実感が遠のいてしまって 悲しいことに家の中にハナコが居ないことに慣れてしまい すべてが夢の中の出来事、頭の中にだけ存在する妄想 そんな風に感じてしまう
真っ青な空を眺めていて、気がついた! 桜のつぼみがふくらみ始めてるよ 春に向かっているんだなぁ~ ひとりでザワザワ、ソワソワと大騒ぎしていた先週の私だけど、やっと周りが見えるようになってきたみたい ハナコ命日の前夜 同じ経験を2年前にした友に話を聞いてもらった 特に話題があるわけじゃない じっと25日を迎えることができそうになく 風が強い寒い夜を近くに居なくても私を飛ばされないように掴んでくれている人がいることがとても心強かったの 寝られそうにないと思った私が その温
いよいよ明日 3回忌を迎えるね 休む暇なく見守ってくれたハナコ ありがとう 泣いたり、笑ったり 落ち込んだり、飛び跳ねたり 側で支えるのも大変だったと思うんだ 2年間 本当にありがとね ザワザワな日々をどうやって過ごすか… オーダーいただいたものを作り それが一段落してしまうと後悔の波がドバーッと押し寄せてきちゃう この波をうまく乗りこなせない 溺れて浮き上がれなくなる前になんかしなくちゃ! ゴソゴソと毛糸玉の山をくずしてみたり ビーズをあれこれ出してはひっくり返して
2023年 年明けのご挨拶もしないまま 1月も残り10日をきっちゃった 今更ですが 本年もどうぞよろしくお願いします 一昨年の1月は、「今年は~しよう!」なんて楽しい計画もした 去年の1月は、「おめでとうございます」の言葉が言えなかった 今年は「おめでとう」も言えた 今年の抱負もいくつか書き留めた 私も成長したなぁ 今年は心静かに1月を過ごせるかなぁ … そんなはずはなかった 1月も半分過ぎたな そう思った頃から、得体の知れないザワザワ感に襲われ続けてる カレンダー
2022年を一言でいうとしたら ありがとう これ以外に思いつきません 支えてくれて ありがとう 慰めてくれて ありがとう 応援してくれて ありがとう 付き合ってくれて ありがとう 見ていてくれて ありがとう 2022年という1年間を無事に過ごせて ありがとう そして 頑張った自分にも ありがとう うずくまって泣いてばかりの去年 今年はドタバタ、アタフタ、冷や汗かきながらも 悲しみと深く対面する暇もなかった今年 みんなの写真や動画、言葉から 虹の子たちの想いが伝わっ
Merry Christmas 🎄✨ ハナコが居なくなってから クリスマスという日に何か特別なことをしよう なんて思うことはなかった去年 今年も特別に何か食べようとかそんなつもりもなく 12月の普通の一日として過ごす予定だった ちょっと用があり、 クリスマス・イブという土曜日 混んでいるに決まっているのに出かけなくてならず 予想通り 街はカップルやら家族やらでいっぱい どの道を歩いても、エンドレスで聞こえてくる クリスマスソング 人混みを避けようと小道にはいったり
noteずいぶん書いていませんでした 正しくは下書きはたくさんあるんだけど、公開するか悩む内容になってしまったためためらったまま下書きとして残されている状態 元気にしてます 時折笑い転げたり、 今でもハナコを思い出しては涙がでる そんな毎日 今年も残すところあと10日 意味もなく気持ちが忙しなくて 一つのことをじっくりゆっくりとはいかず あっちやっては、別のことが気になり こっちやっては、途中だったことを思い出し 結局頭の中も部屋の中も散らかるばかり それでも、今年を思
昨夜のライブ 素晴らしかった 最高のご褒美をもらったよ その場だけでなく、 今でも私の耳の奥には 生ギターの音とリズム 私の中に詰まっていた何かを押し出すような高音ボイス 私のお腹の中で暴れていた何かを優しく包み込んでくれる温かい声 予想してもいなかった感情があふれ 予想していたような号泣する場ではなかった まず、当日朝 諦めかけていた美容院に駆け込んだ 何年ぶりだろう 髪を切ってもらうなんて 母と先住犬(ロイ)を立て続けに見送った私は もう私の役目は終わり、何もする
何ヶ月も前から予定していた日 それが今日 初めてのことばかりで 楽しみなんだけど コレで大丈夫?と不安だらけ 初めて その1 ライブに行きたいと思った そしてネットで予約した ドキドキしながら発券した 全てが初めてのこと ハナコが居なくて 気持ちのやり場がなく 泣くしかできなかった日々に出会った曲たち その中でもこのアーティストの歌声で耳に届く 歌詞の言葉ひとつひとつが 私自身にあてはまる 生で聞きたいと思っていた時に ライブ開催の知らせを見て早速予約 初めて
ありがとうございます 本当に今 その言葉しか出てこない ありがとー! じゃなくて Thank you じゃなくて 「ありがとうございます」 この言葉しかしっくりこない 闇雲に思いついたままに突っ走る こんな私なのに 過去のことをいつまでも思い出しては涙ながす こんな私なのに さみしくて、誰かの側にいたいのに 怖くて近寄れない こんな私なのに 先日、とても不安な様子の方のつぶやきを見た そしてそこに少し刺さるような言葉が残されていたと聞く 母を介護してい
10年ひと昔っていうけど まだ私には昔と呼べるほどじゃない 2012年6月14日 午後8時40分過ぎ 母が息を引き取った 20年近く 自分のことよりも母に時間を費やしてきた 離れたいと思ったことは何度もあった 同じ話ばかりもう聞きたくないと思ったこともあった 恨んだり、憎しみをもったり、したこともある でも、最期の時を母と静かに過ごせたこと 最期の時まで私にできる限りのことができたこと 「あなたの娘でよかった」と伝えられたこと 色々あったけど、 10年という年月の間に
イギリスのオーディション番組の審査員が言っていた 私自身がモヤモヤとしていたことがこの言葉で洗い流された気分だった 「自分らしく」なることは意外と難しい 自分への評価や期待、 周囲から決められたポジション 人の目、自分の目 など、様々なことが絡み合って 自分自身でさえ「ありのままの自分」がわからない 様子をみながら そっと… ちょっとずつ… 恐る恐る… 言葉を選びながら… 自分の中にある不安や恐れ、悲しみを小出しにする 出してもいい場所なのかを確認できても言えないこと
半年くらい経っているけど 良くなってはまたボロボロになるを繰り返し続けた 私の手 手袋生活も板についてきました! だけどこれから暑くなっていくと 手袋生活も辛いんじゃないかなぁ~なんて 手湿疹生活はずーっと続くように思っていたんだけど なんと治りつつあるんだ! まだ安心は禁物と 手を清潔にし まめに保湿クリームを塗り 1日2回の薬も塗り 綿手袋で過ごし 家事とお風呂では防水手袋 …などなど、皮膚科に通いながらケアは忘れない 手湿疹になってから 指先ってこん