天官賜福 第136章~第139章 玉の素質、どうして粗末に扱えるか(2)
今、上海で天官賜福の4周年記念イベントみたいなのやってるんですよね。公示が中国語なので何が何だかよくわからないけど、結構盛大に行われてるみたいです。こなたも行ってみたいんだけど、今年はコンサートやらにお金使いすぎてるし、そもそも中国はビザ必須だし諦めました。が!今年4周年てことは、来年は5周年。日程もそんなに変わらないと勝手に予想し、今から訪中準備しようかなどと思ったり。(気が早いw)
ネタバレNO!の方は目次の はちポイント に飛んでお読みいただけるとうれしく思います(* .ˬ.)"
あらすじ
天官賜福 第136章〜第139章 本玉质哪甘作砖抛 〜晋江文学城より〜
謝怜は、自分が花束を抱えて歩いていたことに気づき、かつて「花冠武神」と呼ばれていたことを思い出して恥ずかしさを覚えます。しかし、花城は真剣な表情で謝怜を称賛し、花束を預かることを提案します。花城は謝怜の意外な行動に微笑みを浮かべつつ、殿の入り口に目を向けるように指示します。
花城は、謝怜に「黒水」(賀玄)がどこにいるのか当てさせます。謝怜はいくつかの候補を挙げますが、すべて不正解でした。すると、風師青玄が儀式に到着し、大胆な振る舞いで場を盛り上げます。最終的に花城が正解を教え、謝怜は予想外の人物が黒水だと知って驚愕します。花城によると、その人物は多数の分身を持ち、あらゆる場所で監視を行っているとのこと。謝怜はその力量に感心するのでした。
場面は変わり、引玉の立殿礼(昇進を祝う儀式)が始まりますが、弟子の権一真が神官たちと争いを起こし、騒動が発生します。権一真が他の神官を攻撃しているという話が広がり、引玉や鑑石、他の神官たちも困惑と怒りを隠せません。引玉は弟子を守ろうとしますが、鑑石はその行動を非難し、礼が台無しにされたことを悔やみます。
礼の後、引玉と権一真は話し合います。権一真は仙京の厳しい環境に不満を抱き、人間界の自由を懐かしむと語ります。しかし、引玉は飛昇した者としてその地位を捨てられないと答えます。謝怜と花城は、仙京の月夜の宴に戻り、黒水がひっそりと食事をしている様子を発見し、彼の巧妙な潜伏ぶりを再確認します。
宴の席で引玉と鑑石は、権一真に対する周囲の変化を目の当たりにします。宴席で引玉が権一真と間違えられる場面があり、彼は困惑しながらも笑顔を崩さないように努めます。鑑石は、飛昇した権一真が信徒を奪っている現状を警告しますが、引玉は争いを避ける姿勢を貫こうとします。
その後、権一真が引玉の元を訪れ、自分の誕生日だと告げてプレゼントを求めます。引玉は驚きつつも、急いで偏殿で贈り物を探し、鑑石に「金剛伏魔の札」を持ってくるよう頼みます。しかし、鑑石は「錦衣仙」という人を操る力を持つ邪悪な鎧を礼盒に入れてしまいます。これを知らずに権一真は鎧を受け取ります。後にその事実を知った引玉は驚き、急いで鎧を取り戻そうとしますが、権一真はすでに鎧を着ており、神武殿に堂々と現れ、称賛を受けていました。
引玉は遠回しに鎧を返すように頼みますが、権一真は気づかず鎧を着続け、帝君への巡回の提案を引玉のために勝手に決めたことが、ついに引玉の怒りを爆発させます。無邪気で何も気づかない権一真に対し、引玉は「病気か?」と罵倒し、彼の抑圧された感情が限界に達してしまいます。
引玉はついに「提案を取り消せ」と命じ、権一真の着ている「錦衣仙」が暴走して事態は制御不能に陥ります。引玉は権一真に「逃げろ」と命じますが、制止されず攻撃を受け続ける権一真は、神官たちを次々と倒してしまいます。混乱は続き、武神たちの介入で戦闘はさらに激化。最後には君吾の介入で事態は収束しますが、引玉の「死ね」という一言が明らかになり、彼への視線は冷たいものとなります。
引玉は、悔しさと憎しみに押しつぶされ、ついに怒りを抑えきれず叫び声を上げます。その声で周囲の砂石の牢獄が崩れ去り、謝怜と花城は解放されます。引玉は助け起こされ、裴茗も山怪に飲み込まれていたと知り、自分が彼を救おうとして一緒に飲み込まれたことを説明します。
すると突然、山怪が激しく動き出し、謝怜たちを銅炉のある方向へ運び始めます。そのスピードに花城は「これなら二日で到着できる」と予測し、謝怜たちはその速さに驚きます。
移動中、疲れ果てた謝怜は眠りに落ち、花城の肩にもたれかかって休息を取ります。花城は優しく謝怜を支え、穏やかな時間が流れます。目を覚ました謝怜は、自分がもたれかかっていたことに気づいて恥ずかしくなりますが、花城は微笑み、「もう少し休んでもいいですよ」と促します。
山怪が移動するにつれて、風景は不気味な様相を呈し始めます。暗い夜空の下、謝怜たちの目の前には、巨大な人間の顔が地形に描かれたように浮かび上がります。その顔は悲喜の仮面のようで、一方は泣き顔、もう一方は笑い顔です。花城はその場所を「ウ庸河の跡」と説明し、かつてそこには繁栄した町とウ庸神殿があったことを語ります。興味を引かれた謝怜は、その町を訪れることを決意します。
花城は地面を一刀で切り裂き、長年火山灰に埋もれていた古城が姿を現します。謝怜たちはその中に飛び込み、そこがかつて繁栄したウ庸の古都であることを知ります。街には火山灰で石化した人々が散在しており、その姿はかつての生活の一瞬を固めたようでした。裴茗もまたこの異様な光景に驚きつつ、周囲の静寂に警戒を示し、「何か音がする」と指摘します。
一行がウ庸神殿に入ると、そこには鮮やかな壁画が描かれていました。最初の壁画には、光の玉を手にしたウ庸太子が火山の噴火を予見し、民に警告を伝える姿が描かれています。太子のもう一方の手は拒絶を示し、その下にいる貴族たちは、それぞれ異なる反応を示しています。謝怜はこの壁画を見て、太子が地震や火山噴火に対して国民に備えるよう説いていたのだと推測します。裴茗の「何を拒んでいるんだ?」という問いに、謝怜は壁画を見つめながら答えを探り、太子の意図を解釈していきます。
彼らは続けて他の壁画にも目を向け、ウ庸国の人々がどのように災厄に立ち向かい、太子が何を望んで戦ったのか、その深層を読み解く旅を進めるのでした。
はちのポイント
引玉という人物は本当に気の毒なんですよね。多くの弟子たちから実力は認められながらも、その無邪気さと無神経さで疎まれていた権一真を擁護していたのに、その存在感の薄さから権一真と間違われたり、努力してようやく飛昇したのに権一真は人間界を懐かしみ、いとも簡単に天界を捨てようとしたり、同僚には弟子を奪われていると脅かされ、権一真に誕プレをねだられ適当に渡すつもりが、鑑石の勝手な行動で錦衣仙が権一真に渡ってしまい天界がとんでもない事態に陥ってしまい、そりゃ「頼むから〇んでくれ」と言いたくもなりますわ。引玉本人が意図していないところでめちゃくちゃになってしまったところが益々やるせないんですよね…
そんな状態を見ている謝憐と花城。突然心境が崩れ去り山径が爆発すると、裴茗が転がり出てきます。
”口元から血を流しながらも、どこか余裕のある風情を漂わせていた。彼は言った。「太子殿下と鬼王閣下は、ここで楽しく過ごしておられるようですね。咳、咳……」”
ですって!ほんと裴将軍好き(笑)
ではまた、しーゆ~
*カバー画像は X TGCF天官賜福pageより謝謝