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天官賜福 第124章 なぜ靴売りは敬文を敬わなかったのか


タイトルの「靴売り」とは霊文のことです。 霊文は天界に上がる以前は、人間界で、南宮傑(ナンゴン ジエ)という名前で靴を売っていた女性です。

ネタバレNO!の方は目次の はちポイント に飛んでお読みいただけるとうれしく思います(* .ˬ.)"



あらすじ

~晋江文学城より 第124章 本卖履人何不敬文〜

花城が本来の姿で現れると、謝憐は驚きつつも喜びを表します。花城はまだ完全に法力は回復しておらず、二人は「蝶夢」と呼ばれる幻術の中にいることが明かされます。これは錦衣仙の心境に入り込むためのもので、怨念を鎮めることが幻術の目的です。

幻境の中での探索が進む中、花城と謝憐は別々の役割を与えられ離れ離れになり、謝憐は錦衣仙本人と接触することになります。

白錦(錦衣仙)は、噂に反して愚かではなく誠実で純粋な青年で、彼自身は自分が「馬鹿」と嘲笑されていることを気にしておらず、誠実なまま生きています。しかし、彼の周囲の状況や他人の嘲りが、彼の中で無意識の内に蓄積された怨念が、周囲の状況や嘲りによって形作られていることに謝憐は気づきます。

森の中で謝憐と白錦は、密かに会っている少年と少女を見つけます。二人は白錦に気づかず、彼を馬鹿にしながら婚約話や戦場での活躍についてひそひそと話しています。少女は彼に嫁ぐつもりはなく、彼が戦場で死んでほしいとまで言い放ちます。

すると二人は木の上から何者かに攻撃され、驚いてその場から逃げ出します。攻撃の主は霊文で、彼は少年の姿に変装していました。

霊文は、かつて天庭で敬文真君に仕えていましたが敬文に酷使されていた過去があります。敬文は、霊文の才能を認めながらも、彼女を雑用で使い潰そうとしたため、霊文は彼に対して深い恨みを抱いていました。そして最終的に霊文は、錦衣仙を作り出し、彼の力を利用して敬文真君を排除しようと画策していたのです。

霊文は白錦に対して巧みに疑念を植え付け始めます。彼は、周囲の人々が白錦を利用し、裏切ろうとしていることを示唆し、不安を煽り、怨念を増幅させようとします。霊文は白錦に「注意しろ、小人(ずる賢い者)が君を陥れようとしている」と忠告しますが、その意図は彼を利用して自身の目的を果たそうとするものでした。

実際、霊文は本当の標的である敬文真君を倒すため白錦を操ろうとしていたのです。謝憐は、この霊文の干渉が白錦の怨念をさらに強めていることに気づき、白錦を救い、霊文の罠から彼を解放する方法を模索し始めます。

一方で、謝憐は花城がどこにいるのか不安を感じつつも、花城を探し続けます。しかし、幻境の中で花城の姿が見つからず、次第に焦りを感じる謝憐。そんな中、街中に突然、黒い霧とともに妖魔が現れ、そこに赤い衣をまとった騎士が現れます。その騎士こそが花城であり、ついに二人は再会します。

しかし、この再会は謝憐の期待とは異なるものでした。花城は謝憐を覚えていないかのように振る舞い、彼を「どこかの無礼な道士」と呼び、強く手を掴んで離しません。謝憐は戸惑いながらも、花城が自分のことを忘れているかのように振る舞っている理由を探り始めます。



はちのポイント

秋千(ブランコ)に乗る謝憐の背中を押す三郎
萌える…

錦衣仙の心境に入り何か予期せぬ事態に陥ってしまったら、完全に法力が戻ってない自分では謝憐を傷つけてしまうのでは、と心配する花城に、

“君は今まで一度も僕を傷つけたことがない。僕は君を信じているんだ、君が君自身を信じられないっていうのか?」”
“「仮に君が君自身を信じられないとしても、僕のことは信じるべきだ。たとえ何か予期せぬ事態が起きても、僕は対処できる。”

と言い
“「今すぐに出発して、錦衣仙の心境に入り、彼の怨念の源を探し出す。今すぐだ!」”

と力強く宣言するのです。
だけど、この言い方がかつての太子殿下のようだと謝憐は気づき、ちょっと恥ずかしくなっちゃうという下り(笑)

時折忘れそうになるけど、謝憐は決して弱々しい訳ではなく、才能溢れる武神なんですよね。助ける必要のない花城を助けようとしたり、で、それに気づいた時に照れくさそうにするとか、そういうところが垣間見れる部分も大好きなんです。



ではまた次回\(^o^)/



*カバー画像はweiboよりお借りしました謝謝

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