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天官賜福 第132章〜第135章 玉の素質、どうして粗末に扱えるか(1)

10/17から始まった「ぼてぢゅうx天官賜福」コラボイベント、2回行きました。あと1回行く予定です(笑) アクスタが好きなので花怜は買ったのですが、ミニアクリルブロックはランダムです。今のところ花怜は出てませんがダブりはなしです。で、後で気が付いたのですが、ボックス買いもできたとのこと、、初めからそれ買えばよかったと少し後悔してます(´・ω・`)

ネタバレNO!の方は目次の はちポイント に飛んでお読みいただけるとうれしく思います(* .ˬ.)"


あらすじ

天官賜福 第132章〜第135章 本玉质哪甘作砖抛 〜晋江文学城より〜


霊文は、自身が白錦の記憶を改ざんしたことを告白します。白錦は須黎国の英雄でしたが、自殺したことで人々からの非難を受け、その魂は彼を責め続けていました。霊文は白錦がその非難に耐えきれず、怨霊となるのを防ぐために、新しい物語を作り出しました。その物語では、白錦が決して揺るがない英雄として描かれ、彼が自ら命を絶ったことではなく、悪女の裏切りによって悲劇的な最期を迎えたことにされたのです。これにより、白錦は民衆からの同情を得ることができ、彼の名誉は守られました。

しかし、霊文は白錦が自らその虚偽の記憶を信じ込んでしまったことに困惑していました。彼女は白錦の魂を癒すために作った衣を彼に送ったが、その後、衣が凶器となり、怨霊の影響を受けて暴走してしまったのです。この衣は血を吸い、命を奪うようになり、霊文はそれを取り戻そうと長い間追い続けていました。

謝怜は、白錦が本当に自分の意思でその偽の記憶を信じたのかどうか疑問を持ちますが、霊文は「彼にはもう真実を受け入れる力が残っていない」と語ります。白錦の魂はすでに滅びつつあり、理性を失い、完全に入魔してしまっているからです。

霊文は自身の行動が白錦を救うためのものだったと弁明しますが、それが裏目に出てしまい、今や天界からも追われる身となってしまったため、銅炉山に逃げ込んだのです。霊文は、白錦をこの世の苦しみから解放するため、最終的に彼を絶に導くことで、その怨念から解放されるのではないかと考えています。しかし、その計画も確実ではなく、まさに賭けのようなものです。

花城は霊文の大胆な計画に感心しつつも、彼女の行動の危険さを指摘し、裴茗も「自分が無実なら証明すればいいのに、なぜ逃げたのか」と疑問を投げかけますが、霊文は「今の天界では誰も自分の話を聞いてくれない」と応じます。

裴茗、謝怜、花城、霊文の4人が銅炉山の峡谷を進んでいくと、山の異常な動きに気づきます。裴茗が声を上げ、「山が変だ!」と叫びます。これに対して謝怜も同意し、「確かにこの山、普通じゃない」と答えます。彼らがいる銅炉山には、老、病、死という3つの山怪(山の怪物)が存在し、山自体が勝手に移動するため、場所が変わっていくのです。このため、神殿が不自然な場所に建っているように見えたのです。

山の動きが速まり、両側の山壁が急激に狭まってきたことで、彼らは危機的な状況に陥ります。裴茗は両手両足で山壁を支えるようにして耐えながら、「上に登ってはいけない、潰される!」と叫びます。霊文も、どうにかして自分を助けてほしいと懇願しますが、彼を解放すればさらに大きな危険を招く可能性があるため、他の誰も彼の頼みには応じません。

このような状況の中で、謝怜は「地面に穴を掘って避難しよう!」と提案し、芳心で地面を掘り始めます。傘を持って立っている花城は、謝怜に「兄上、掘るのをやめて、座って休んでください」と冷静に言いますが、他のメンバーは焦り、「花城主、何か方法があるのか?」と声を上げます。花城は落ち着いたまま、「すぐに終わります」と答え、まもなく救いの手が現れることを予告します。

その時、地面から光るスコップが出現し、地師のスコップが彼らの救いとなります。花城は「遅れたが間に合った」と言い、皆は次々とスコップの掘った穴に飛び込み、二つの山壁が完全に閉じる前に間一髪で逃げ出します。

地下のトンネルの中に避難した後、彼らは掘ってくれた人物に感謝し、その正体が黒衣の男、地師であることを確認します。しかし、謝怜は彼の顔が記憶に残らないことを不審に感じ、彼が黒水ではないかと疑いますが、黒衣の男は「私はただの地師です」と否定します。花城も「これは本当に黒水ではない」と謝怜に説明します。

その後、謝怜たちは地下を掘り進みながら、奇英が消息不明であることを知ります。彼らは奇英が無事であることを祈りつつ、引き続き銅炉山の危険な探索を続けることを決意します。

最後に、引玉によって地下道が三十里も掘り進められたことが報告されますが、次にどうすべきかを問われた謝怜は、「上に出よう」と判断します。そして、再び地上に向けて掘り進むことで、次の冒険へと向かう準備が整います。

引玉の指導のもと、謝怜たちは地下から地上へと掘り進んでいきます。彼らは引玉が作った土の階段を上り、ついに地表に到達します。しかし、彼らが出た場所は予想外の広大な洞窟でした。峡谷を進んでいた時は昼間だったにもかかわらず、この洞窟は暗く、不気味な雰囲気に包まれています。

洞窟内には無数の小さな洞窟があり、どの道を進むべきか迷っている中、謝怜は「分かれて行動するのは危険だ」と言い、一緒に進むことを提案します。皆がその提案に同意し、花城と謝怜が先頭に立って洞窟内を進み始めます。しばらくして、謝怜は花城に「何か問題があるのか」と尋ねますが、花城は冗談交じりに「兄上、歩いていて酔っているんじゃないか?」と言います。

この冗談に裴茗が「太子殿下が歩いて酔うわけないだろう」とからかいますが、突然、謝怜は背後にいたはずの裴茗や霊文たちが消えていることに気づきます。二人だけが残され、花城は謝怜を守るため「そばにいて、離れないで」と言います。二人はすぐに来た道を戻ろうとしますが、突如として目の前に石壁が現れ、進路が塞がれてしまいます。

その石壁が本物であることを確認した二人は、「鬼打ちの壁」という現象に巻き込まれたことを悟ります。これは、まるで迷路のように道が閉ざされ、方向感覚を失わせる厄介な障害です。花城は「兄上、手を貸して」と謝怜に言い、彼の手に赤い糸を巻きつけます。この赤い糸は「結び糸」と呼ばれ、二人が離れないようにするための術です。糸が切れない限り、どちらかを見失ってもすぐに糸を辿って再会できるのです。

花城は謝怜に「この糸を解かないでください」と約束させ、謝怜もそれに応じます。二人は慎重に洞窟内を進みながら、再び後方に視線を送ります。暗闇の中で低い呼吸音が聞こえ、その音を追って行くと、洞窟の壁に半身だけが生えたような男が見つかります。彼はまだ生きているようで、ゆっくりと呼吸していますが、下半身がなく、まるで石壁に取り込まれているかのような姿です。

この奇妙な光景に驚いた謝怜が振り返ると、今度は花城の姿が消えています。焦った謝怜は赤い糸を辿って花城を探し出そうとしますが、その糸は石壁に繋がっており、花城がその中に囚われていることを悟ります。彼は芳心を抜き、壁を切り裂こうと試みますが、突然巨大な口が開いて彼を飲み込み、暗闇の中に引きずり込まれてしまいます。

突然前方から誰かの手が伸び、謝怜の手首を掴みます。彼が驚いて「誰だ?!」と叫んだ瞬間、その手は彼を引き寄せて抱きしめました。次に目を開けると、圧迫感や暗闇は消え、彼はまったく別の場所に立っていました。

謝怜は、目の前に広がる景色に驚き、喧騒の音が聞こえてくるのを耳にします。自分がどこにいるのか分からないまま、彼は道服を着て背に長剣を背負った姿に変わり、まるで正派の弟子のような風貌になっていました。そして、かつて見たことがあるような状況に気づき、転送ではなく「心境」と呼ばれる夢や幻のような状態に入っているのではないかと推測します。

謝怜が目の前の光景を見回すと、一群の道人たちが血まみれの巻き毛の小さな子供に怒鳴っている場面に出くわします。その子供は恐れることなく戦う意志を示しており、彼に対して道人たちは怒りをぶつけています。謝怜は彼らに何が起こったのか尋ねると、道人たちはその子供が朝練を妨害したことに対して怒りを見せています。

すると、群衆の中から引玉が現れ、その子供をかばい、皆に修行に戻るよう説得します。謝怜が周りの道人たちに声をかけると、彼らは「掌門師伯」と彼を尊敬のまなざしで見つめ、謝怜は自身がこの「心境」において高い地位にあることに気づきます。

毎日揉め事を起こすその巻き毛の子に、引玉は問います。「そんなに戦うのが好きなのか?」その子供は真剣に「好きだ」と頷きます。謝憐は心の中で、「奇英は本当に武痴だ。生まれながらの武神だ。」と溜息をつくのてす。

引玉は権一真を内弟子にすることを考えます。引玉は、「この子はただ戦い方を学びたいんだ」と理解し、彼を手助けしようとしますが、周囲の弟子たちは権一真の行動に不満を持っています。

弟子たちは、権一真が一人で目立とうとしたり、食事や寝起きの習慣が乱暴だったりすることに対して文句を言い、引玉に対して彼を内弟子にしたことを批判します。特に、弟子たちのリーダー格である鑑石は、権一真が道場内で問題を引き起こし続けていると強く主張します。しかし、引玉は「彼は悪意があってやっているわけじゃない」と弁護し、権一真を擁護します。

この時点で、謝怜と花城は引玉の過去を目撃し、彼の善良な心と周囲に対する寛容さを見守っています。謝怜は花城に「引玉は本当に心根の優しい人物だね」と感心し、花城もそれに同意します。しかし、弟子たちとの間で引玉の立場は揺らぎつつあり、彼は弟子たちからの圧力に直面しながらも、権一真の成長を信じて支え続けます。

その後、場面は引玉が仙京に立殿礼(新しい宮観を建てる儀式)を迎える場面に移ります。新しい仙府「引玉宮」が完成し、仙界での立場を確立した引玉を祝うため、謝怜は「花神」として立殿礼に参加します。引玉は謙虚に謝怜を迎え、「花神大人がいらっしゃるとは」と礼を尽くします。引玉の成長と彼の仙京での成功が示されますが、謝怜はその裏にある引玉の葛藤も感じ取ります。

引玉宮の祝賀の中で、謝怜と花城はひっそりと隠れながら会話を交わします。花城は引玉が自分を天庭に呼びたがらない理由について、「彼は僕が天庭に来ることを嫌がっているんだ」と冗談を交えつつ語ります。また、引玉の心境に関連する出来事が進行中であり、謝怜はその背景にある複雑な事情を理解し始めます。

最後に、花城は謝怜に「次に天庭に行くとき、もし僕と一時的に別れることになっても、心配しないでほしい」と伝えるのです。


はちのポイント

迫りくる銅炉山の山壁から逃れるため4人は烏庸神殿を駆け抜けます。すると、人ほどの大きな石が突然謝憐の足元に落ちてきます。もちろん殿下は素早く避けるのですが、花城は「兄上、こちらへおいで。」と言います。見ると優雅に赤い傘を笑顔で謝憐を見つめています。謝憐はすぐに傘の下に飛び込み「来たよ!」と言います。

"花城は笑みを浮かべながら、気遣って傘を少し傾けて言った。「こちらに少し寄って。」場違いな気もしたが、謝怜は心が温かくなるのを感じ、言った。「そんなに無理しなくていいよ。傘を持つのは僕が代わろうか?」

その光景を見ていた裴茗は、二人の様子があまりにも楽しそうだったので我慢できなくなり、言った。「それってちょっと不公平じゃないか!花城主、余分な傘を持ってないのか?」
花城は愛想笑いを浮かべながら答えた。「ないよ。」”

ふたりの世界に入っちゃう花怜と、冷静な裴茗が大好きです^^
裴茗が自分のこと「裴某」というのもなんだか好きなんですよね~

では、しーゆ~


*カバー画像は小芳芳様 謝謝

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