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【記者コラム】「誤報」連発の火災通報はなぜ?
新潟県上越市の我が家には、地元地域の有線放送があり、火事発生時には消防からの通報が入ることになっている。加えて、記者はこの3月末まで上越市消防団の団員でもある。
それはさておき、「建物火災です」という一報がまず入り、少し経過した後に「先ほどの火災は誤報でした」というAI(?)による音声放送が入ることが最近かなり多い。
以前、老人ホームの給食の仕事をしている知人に、「火災報知器の性能が良すぎて、過敏に反応するためでは」と聞いたことがあるが、違う知り合いのフェイスブックでは、誤報が多いことに関して、「オオカミ少年になってしまう」との書き込みもあった。
通報が入れば、消防団や消防署は必ず出動しなければならず、誤報だった場合のロスは大きい。最近特に厨房がある介護施設などの誤報が目立つ。
消防署と事業所に早期の対応策を講じてもらうことを望みたい。
(編集部・梅川康輝)
にいがた経済新聞 2024年3月3日 掲載
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