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「木」をモデルに現代っ子の発育発達を取り巻く環境をまとめてみました

「木」は日本人にとって、とても身近で大切な存在です。

目や香り、肌触りなど、嫌いな人なんていないのではないかと思います。

僕の自宅も無垢材の床で空気も気持ちが良いですね。

そんな空間でこの記事を書いています。本日もお付き合いください。

現代の子供の発育発達を取り巻く「環境」の影響はやはり大きい

前回の記事でもメモしましたが、子供たちの体の変化は、その体に問題があるわけではなく、「環境」による要因が大きくなっていると言われています。

社会環境、生活環境の変化により、子供たちが健全に発育発達していくことが難しくなってきています。

そのために、健全に発育発達を促すための運動刺激が重要です。

ここで「木」をモデルに現代っ子の発育発達を取り巻く環境をおさらいしましょう!

「木」はモデルを示すときにも便利

いろんな業界で物事の項目や論理を示すときに「木」はモデルに用いられているように感じます。

では、私も…(笑)

上の図は僕の教室内の説明で使用するスライドですが、ざっくりとこんな感じです。

項目をもう少し細かくすると…

土壌:【生活環境】

日常生活、仕事、文化、町、土地、学校など

根:【ヒトの基本機能】

効率の良い動き、発育発達から獲得される基本機能、姿勢、安定性など

幹:【ヒトのからだ】

体力的要素(筋力/柔軟性/持久力 など)

葉:【パフォーマンス】

日常生活、スポーツ動作など

変えられるものは変えられる、変えられないものは変えられない

項目ごとにみると、やはり土壌である生活環境そのものは簡単には変えられない部分です。

時代の変化や住んでいる土地の文化や習慣に合わせて生きていく選択を子供時代は特に強いられています。

「郷に入りては郷に従え」ですね。

変えるなら「根」である【ヒトの基本機能】

「木」は根をいかに強く、深く、大地に張るかによってその後の成長というのは大きく変わってきます。

根を張れなければ、太い幹を作ることはできないですし、幹から枝葉も十分に育ちません。

これは発育発達にも同じことが言えます。

パフォーマンス【葉】やヒトのからだ【幹】が先に出来上がることはまずあり得ません。

特に怪我をしたときには【葉】や【幹】の問題でも、原因を遡っていくとヒトの基本機能にエラーが出てしまっていることが実際の現場では多いのが現状です。

実際の木で考えてみると、葉や幹にトラブルがあった時にその部分に直接水をかけたり、枯れた部分に意図的に色を塗ったりしても元に戻りますでしょうか?

可能性がないわけではありませんが、根本の解決に繋がるかは「?」かもしれません。

根本に立ち返る

発育発達も同じで、環境が大きく変えられない中でも自分の物差しになる【ヒトの基本機能】を幼少期から大切に育み、壁にぶつかった時には立ち返ってエラーの原因を見つけられるようになる。

この作業は生きていくうえで必要な能力であり、発育発達でも同じことが言えるのです。

名作・スラムダンクでも「基本が大事!」とありましたが、改めて歳を重ねるほど胸に響く言葉です。

最後に

今、自身の子供たちにはどんな環境でどんな刺激を提供してあげていらっしゃいますか?

当たり前が当たり前でなくなってきている現代であるからこそ、ご自身とそのご家族の発育発達について見直す機会を設けてみてはいかがでしょうか?

長くなりましたがお読みいただきありがとうございました!

Suuu☆彡

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