新潟ボードゲームまつり2022開催後記
こんにちは!
『新潟ボードゲームまつり2022』広報担当のむらいです。
当記事は、2022年 6/4,5に内野まちづくりセンターで開催され、大盛況にて閉幕した新潟ボードゲームまつりについて、開催後記として写真たっぷりでお届けいたします。
新潟ボードゲームまつり、通称『ボド祭』は2018年に初回を開催。
翌年には規模をさらに拡大して第2回が開催され、来場者アンケートではまた来たい!来年も楽しみ!といった声を大量にいただき、
主催をはじめスタッフ一同は2020年の開催にも前傾姿勢でいたのですが…
ご存知の通り2020年からはウイルスが猛威をふるい、2年間お休みを余儀なくされてしまいました。
ボードゲーマーっぽくいうと、いわゆる「しゃがみ※」の状態ですね。
※よりよい機会をうかがうために、不利になる選択をしたり、アクションを起こすのを待ったりすること。
そして…溜めに溜めた気持ちやパワーを今年、解放!
初の二日間開催でブースの数や内容も大幅にアップグレードし、開催できました。
ご協力いただいた各社様、関わってくれたボランティアスタッフの方々、そしてなにより来てくださったお客様方!
本当〜〜〜にありがとうございました!
それでは、まずはイベント1日目の6/4(土)から振り返っていきます!
【まつり1日目】
AM 10:00前後
開場待ちのお客様が列を作り始めています。
10:15開場!
中でスタートを待っているお客様の目の前には、1日目の目玉ブース
【ボードゲームフリーマーケット】
が。
これはボードゲーマーもそうでない人も、気になって仕方なかったはず。
フリーマーケットは時間を区切って「事前の抽選で決められた整理番号順の入場」と「フリー入場」の2パターン制で実施。
フリマブース担当スタッフは、同日に他県で開催されたボードゲームフリマイベントに「負けないよ」と闘志(?)を燃やしていました。
(もちろん勝ち負けではないのですが、そのくらいの意気込みという意味合いで)
出品者も今回のまつりに向けて、相当気合を入れて選定していた様子。
「本当は出したくないけど…この機会に」と娘を嫁に出すような気持ちで出品されたゲームも幾多。
その総数なんと…500個以上!
運よくお目当てを購入できた方も、掘り出し物を見つけた方も、つい衝動買いをしてしまったという方も…
良きボードゲームライフを!
そして10:30、いよいよ1日目のイベントがスタート!
まず1階で目につくのが、こちらの
【フォトブース】
手先に自信のあるスタッフが力を合わせて手作り(!)した力作です。
そして2階へ上がると…
県内でさまざまなイベントや企画に引っ張りだこな新潟謎解きクリエイター集団・Try-aNgLeさんの
【謎解き体験フロア】
公演は2種類あり、
①会場周遊型「テトラと謎解きかくれんぼ」
②公演型「ひらめけ!なぞときすごろく」
両作品ともに、今回の新潟ボードゲームまつり2022(以下ボド祭)に向けて書き下ろしていただいた新作でした!
もはや恐れ多いです…!本当にありがとうございます!!
②公演型は部屋を貸し切って行われ、ネタバレ防止のため写真はありませんが、①周遊型はこんな雰囲気でした。
謎解きファンもそうでない方も楽しんでいた様子。
周遊型は自分のペースで解けるのがいいですよね。
結構難しくて、苦戦している姿をあちこちで見かけました。
かくいう私も、もともと謎解きがすごく得意なわけではなく…(好きなんですが)一人だったので何度も何度もつまづきました。
でも一人でもなんとか脱出できました!
ファミリーや初心者に優しい「ヒント」もあり、活用していた方も。
どちらの公演も、またどこかで遊べる機会を作るとのこと。
今回を逃した方はTry-aNgLeさんの公式Twitter等https://twitter.com/Try_aNgLe_3をチェックしてみてくださいね!
お次は3階。
まずは
【ショップ&同人ゲーム販売】
ブースから。
県内外のショップや同人サークルさんが、2日間合わせて7店舗出店!
ゲームを試遊してみて、気に入ればその場で購入もできます。
まだ世間には未流通のゲームもいち早くチェックできるということで、こちらも注目度が高かったようです!
そして!「ボードゲームまつり」というからにはもちろん、メインホールにはボードゲームの
【体験試遊テーブル】
がズラリ。
特に1日目、こちらは運営の予想以上の人気ブースとなり常に満席状態で、スムーズにご案内できないお客様もいらっしゃったりと、大変申し訳なかったです…!
午後からはなんと、ホール外の廊下にもテーブルや椅子をかき集めてきてブースを拡大!
それでもテーブルが足りない時間帯もありました。
ご不便をおかけしてしまったお客様には大変申し訳ありませんでした。
しかし、冠に「ボードゲーム」とついているイベントでボードゲームのブースがとても賑やかというのは、主催側からすると大変喜ばしい光景でした。
年齢や男女比もバラバラ。
ボードゲーム歴もバラバラ。
友達同士で遊ぶ人も、その場で「これ遊びましょう!」と集まる人も。
新潟でこんなにたくさんの人たちが一堂に会しボードゲームを楽しんでくれるんだと、本当に嬉しく思いました。
ホールでのお楽しみは試遊だけではありません。
【特設ステージ 1日目】
での各種大会!
1日目には「キャプテンリノ早積み大会」と「ボードゲームクイズ大会」が開催されました!
参加者もギャラリーも楽しめるオープンな大会。白熱の展開も多々ありましたね!
見事勝ち抜いた優勝者には豪華景品が!
今回、イベントの景品は
メビウスゲームズさん(https://twitter.com/mobiusgamesoyaG)
テンデイズゲームズさん(https://twitter.com/tendaysgames)
第一印刷所 情報工房DOCさん(https://twitter.com/DOC_mediaship)
より特別協力をいただきました。
ありがとうございました!
見事優勝し、景品をゲットされた皆さんおめでとうございます!
つづいては
【オリジナルバッグ制作】
こちらは「ケマージュ液」というものを使って柄や写真の入った紙を自由に貼り付け、オリジナルのトートバッグが作れるという、ハンドメイドや創作がお好きな方にはたまらないブース!
推しボードゲームや推しキャラクター、自分のイニシャル、好きな食べ物や生き物…
自由な発想で自分だけのバッグを作り、そこに当日手に入れたボードゲームを入れて持って帰るという方も!
和気藹々とした雰囲気が印象的でした。
さあどんどんいきましょう!お次は
ボードゲームカフェふくろう出張ブース【マーダーミステリーゲーム体験】
今じわじわと話題になっているマーダーミステリー。
プレイされたのは『名探偵の晩餐会 -4人の名探偵と密室の謎-』という作品。
全体で1時間半程度のボリュームと、初心者の方にも比較的挑戦しやすかったのではないでしょうか。
ゲームの性質上、一つの作品を一生に一度しか遊べないマーダーミステリーゲーム。
今回はどんな物語になったのでしょうか?
マーダーミステリーが気になる方やボードゲームも遊びたい方はボードゲームカフェふくろうさん(https://twitter.com/bgc_fukurou)へどうぞ!
ボードゲームカフェクアスタ出張ブース【ボードゲーム試遊&TRPG体験会】
こちらのブースでは、時間を分けてボードゲーム試遊&TRPG体験会の二つを楽しめました。
お店がそのまま内野まちづくりセンターにお引越ししてきたかのような雰囲気。
TRPG体験会では、異なる二つの作品が同時に遊ばれていました。
部屋の中は、KPや他の探索者との掛け合いを楽しむ声でワイワイと賑やかでした。
TRPG体験を定期開催!
1500個以上のボードゲームで遊べるボードゲームカフェクアスタさんはこちらから。(https://twitter.com/cafe_quasta)
1日目のラストは、
【テキサスホールデムポーカー体験】
2日間開催の1日目は、
・リングゲーム
・初めてのポーカー体験会
を実施。
この日は4つのテーブルのうち2つが初めての人向けの体験会テーブルとなっていました。ポーカーへの注目度の高まりがうかがえます!
ポーカーブースも、一時は全員をご案内できないほどの盛況ぶりでした。
この機会にポーカーにハマってくれる方がいらっしゃれば嬉しい限りです!
【サイコロチャレンジ】
こちらはチラシやHPには載っていない隠し(?)ブースです。
お帰りの際にアンケートにお答えいただくと参加できる、運試しのコーナー。
なんとこの日はサイコロの目が5つ全部揃うともらえる特賞が2回も(!)出て、スタッフが慌てる一幕も。
ーさて、ここまでが1日目のご紹介です。
ものすごいボリューム感に筆者自身も驚いています。
読者のみなさま、あと半分です。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
1日目は途中2回、入場制限をかけなくてはいけないほど混雑しました。
ボド祭に興味を持っていただき、わざわざ会場まで足を運んで頂いたにもかかわらず、ご入場をお断りした方、ご迷惑やご不便をおかけした方…
大変申し訳ございませんでした。
しかし、大きな混乱やトラブルなく進行できたのは、ひとえにご来場の皆様がマナーやルールを守って遊んで下さったからだと感じます。
本当にありがとうございました!
それでは、2日目へレッツゴー!
【まつり2日目】
前日はやや曇っていましたがこの日は快晴!
気持ちのよい青空のもと、開場時間前から続々とお客様の姿が。
1日目と重複するブースを除いて、2日目の各ブースをご紹介していきます。
まず1階では
【ファミリー向けボードゲーム体験】
のブースがお出迎え。
保育関連職経験のあるスタッフが、年齢や好みに合わせておすすめボードゲームをセレクト。
子供たちの楽しそうな声がロビーに響き、とてもよい雰囲気が漂っていました。
実際に遊びに来てくださった方からの声やアンケートで、「こんなブースが欲しかった」「こういうブースがあるなら毎年来たい!」というご意見をいただき、ファミリーで遊べるコーナーの大きな役割が見えてきました。
それでは3階へ。
まずは
【カタン体験】
ドイツ生まれのボードゲーム、一度は名前を聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか?
カタンを遊んだことがない人にも、スタッフが丁寧にルールを説明。
そして、【ミニイベント・日本チャンピオンに挑戦!】
スタッフの中には、カタンの日本チャンピオン経験者が。
(正確には、カタン日本選手権の前身のグランドチャンピオン戦の優勝者)
チャンピオンに挑戦して、勝てたらカタンにちなんだ景品がもらえるというイベントだったのですが…
そこはやはりチャンピオン。
2回のイベントどちらも、挑戦者の勝利ならずということでした。
つ、強い!
【人狼ゲーム体験会】
お次は人狼体験。
こちらも初めての方歓迎!とのことでしたが、わかりやすい説明書の用意などとても親切で、ハードルが低く参加しやすそうな雰囲気でした。
参加者も男女や年齢層はバラバラ。
全3回の参加者募集も、昼過ぎには全て満席になっていました。
幅広く人狼というゲームに興味がもたれているのだなあと実感しました。
【テキサスホールデム トーナメント】
ポーカーの2日目はトーナメント!
チップを全て失ったら終了の生き残りサバイバルゲーム。
上位入賞者には豪華プライズ(景品)が!ハンド(手札)をめくる手にも気合が入ります。
見事プライズを獲得したみなさん、おめでとうございます!
【特設ステージ 2日目】
さて、今日のステージイベントは…
①ウボンゴ3Dマスター決定戦
②クラスク大会
③ボードゲームクイズ大会
の3本立て!
まずは①ウボンゴ3Dマスター決定戦。
ウボンゴは、ボードゲームファンならおなじみ、平面のパズルをいち早く解くとたくさん得点がもらえるゲーム。
ではウボンゴ3Dは?
その名の通り、パーツが3Dなんです!
この3Dのピースを組み合わせて、いち早く立方体をつくるゲームのマスターを決める大会です!
こちらのウボンゴ3D、かなりの高難度で知られており、実際にデモンストレーションでスタッフが2人挑戦したのですが、3分以上経っても全然完成してませんでした…。
それくらい難しいウボンゴ3D、果たしてマスターは現れるのか?!
いました。
現れました。
ウボンゴ3Dマスター!
とにかくスピード感がすごかったです。
続いて②クラスク大会。
クラスクとは?
百聞は一見にしかず。こんな感じのゲームです。
2022年6月現在も公式大会開催中のクラスク。
司会を務める二人はクラスクの新潟チャンピオンと横浜チャンピオン!
大会の結果は、横浜チャンピオンが途中、精神的ピンチに見舞われながらも優勝!
見ているだけで手に汗握ってしまうような名試合ばかりでした!
そして、まつり最後のステージイベントは、
③ボードゲームクイズ大会
こちらのボードゲームクイズ、東京で活動されているバンちゃんさん (https://twitter.com/hyacper)に全て制作していただきました。
短い期間でたくさんの問題を制作していただき本当にありがとうございました…!
バンちゃんさんのボードゲームクイズに挑戦したい人はこちらから!
https://banjiroshop.booth.pm/
それぞれの大会優勝者のみなさん、おめでとうございます!
また、2日目の体験試遊ブースでは、重量級ゲーム、いわゆる【重ゲー】を遊びたい!という前日からの声にお応えして、1階のロビー奥のスペースに重ゲー専用の試遊テーブルをご用意しました。
実際に何組かの重ゲー愛好者様たちが遊ばれていたようです。
【全体を振り返って】
さて、ここまで非常に盛りだくさんの内容をご紹介してきました。
おそらくここに書ききれないくらい、もっともっとたくさんの楽しいことや、ドラマなんかもあったと思います。
当記事ではまつり全体の雰囲気をお伝えしたく、詳細をあまり書いていない部分も。
一口には伝えきれないイベントであったことは間違いありません。
(本当はもっと事細かに書きたい…!)
しかし、あえて今回のイベント全体に関して、一言で表すとしたら…
とにかく「熱量」。
これに尽きると思います。
来てくださったお客様の、ボードゲームやその他さまざまなコンテンツへの愛と情熱。
準備期間から力を合わせてイベントを一緒に創ってくれた、ボランティアスタッフのみなさんのパワーとポテンシャル。
協力してくださった各社様、各団体様の「ボードゲーム界を盛り上げたい!」という優しくも力強い、心意気。
それらが合わさって、会場全体がとてつもない熱量に包まれているように感じました。
まさに”祭り”。
新潟という地方都市で、ボードゲームという狭きジャンルにこれだけの熱を持った人たちが集まり楽しく遊べる。
これからもそんな環境に感謝して、少しでも盛り上げていけたらと思う次第です。
とても長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
ぜひいろんな方の「新潟ボードゲームまつり2022」についても教えてほしいです!
それではまた、どこかでお会いしましょう!
協力一覧
(50音順・敬称略)
■新潟の各ボードゲームサークル
■Arch games
■アトリエトントン
■うちの食堂藤蔵 kitchen To-zo-
■cafe&bar kalabar
■クルテク
■ゲーム館ビート
■第一印刷所
■天狗商店
■テンデイズゲームズ
■TBK(富山ボードゲーム会)
■番次郎書店/バンちゃん様
■ファミリア原信吉田店
■Poker for Niigata
■ボードゲームカフェ クアスタ
■ボードゲームカフェ ふくろう
■メビウスゲームズ
■ラフゲームズ
■Red i Games
■y5.games
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