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3ヶ月間のイギリス留学を経て感じたこと

お久しぶりです。共同代表の古川瑞樹です。
私は、9月〜12月の3ヶ月ちょっとの間、イギリスのウェールズという地域に留学してきました。今回はその3ヶ月間を振り返りながら、私がイギリスで学んだこと、感じたことをシェアしたいと思います。

イギリスの義務教育システム

私は、交換留学生として、Ruthin School という私立高校に通っていました。イギリスはもちろん、中国、香港、ウクライナ、ナイジェリア、タイなど、さまざまな国から生徒が集まる学校です。

ハリーポッターに出てきそうな校舎でした😳

前回のレポートでも少しお話ししましたが、イギリスは4つの国が集まってできた連合王国なので、地域によって義務教育の制度が微妙に違います。
また、アカデミースクールやフリースクール、私立学校も多く、それぞれの学校が独自の特色を持っていることが多いです。これにより、生徒や保護者がニーズに合わせて学校を選択できるようになる反面、地域や学校によって教育水準にばらつきが生まれるという課題もあるようです。

一方、日本の場合は文部科学省が全国一律の教育カリキュラムを定めており、地域や学校間での教育レベルの差は比較的少ないです。しかし、個々の生徒にあった教育を提供することが難しかったり、教育に関するイノベーションが起きにくかったりする現状もあります。
今回の新留プロジェクトでは、日本の指導要領に則りつつ、教育業界に変革を起こすことのできる、そんなメソッドを丁寧に言語化していきたいと思っています。

イギリス・オランダの大学生の姿から感じたこと

留学期間中、イギリスとオランダの大学を見にいく機会がありました。

オランダのフローニンゲン大学
イギリスのケンブリッジ大学

大学それぞれに違った特色があり、どの大学も魅力的でしたが、全ての大学に共通する一つの気づきがありました。
それは、案内してくれた大学生がみんな自分の専攻分野や活動、将来の展望について、とても楽しそうに語ってくださったことです。中には、学部や大学の枠を超えて自分の興味を掘り下げている生徒の方もたくさんいました。
そんな大学生たちの姿は、学ぶことの楽しさを体現しているようで、やはり、自分の興味のあること、学びたいことの軸をしっかりと持ち、それに対する好奇心を持ち続けることが、学びを深める一番の方法だなと感じています。

なんと、小学校視察の機会もいただきました!

大学だけでなく、イギリスの小学校に訪問する機会もいただくことができました。イギリスの学校は、教職員と保護者以外の訪問者に対する厳しいルールがあり、学校を見学するというのはとても難しいようで、アポイントメントを取るのに想像以上に苦戦しましたが、Ruthin School の近くにある私立の小学校の校長先生が快く訪問を受け入れてくださいました。

訪問したのは、Fairholme Primary School という私立の学校です。3歳から10歳までの生徒が通っています。

訪問した日は授業は行われていませんでしたが、校長先生が学校を案内し、子どもたちの作った成果物や、普段の授業で使っているノートなどを見せてくださりました。

算数のノート。筆算の練習をしているようです。
先生からのコメントもたくさん入っていました

授業の内容は日本の小学校とほとんど同じでしたが、宿題の出し方や保護者との連絡方法がユニークでした。子ども達は一人一台PCを持っており、そのPCにダウンロードされているアプリを通して子ども達に宿題が出され、保護者への連絡も同じシステム上で行われます。テクノロジーを使って宿題を出すことで、自動的にその生徒のレベルに合った問題が出され、採点まで行われるので、個々の能力に合わせた課題設定を実現できるとともに、先生の普段の業務を減らすことにも繋がったそうです。
このようなシステムは日本でも一部の学校で活用されていますが、より良い使い方を見つけていく必要があると感じました。

Ruthinには羊がいっぱいいました🐑

勉強はもちろんですが、初めての場所に行ったり、初めてのことに挑戦したりできた実りの多い3ヶ月間でした🇬🇧

最後になりましたが、クラファンでご支援くださった方々、本当にありがとうございました。無事日本に帰ってくることができたので、新留プロジェクトにより一層コミットしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!


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