私立 新留小学校設立準備財団(公式)

鹿児島県姶良市に2026年4月開校を目指す、私立新留小学校の設立準備財団です。 ソフトバンク株式会社の運営する「つながる募金」からの寄付は「小学校の図書の購入」に活用させていただきます。

私立 新留小学校設立準備財団(公式)

鹿児島県姶良市に2026年4月開校を目指す、私立新留小学校の設立準備財団です。 ソフトバンク株式会社の運営する「つながる募金」からの寄付は「小学校の図書の購入」に活用させていただきます。

最近の記事

子どもを取り巻くコミュニティサイズの変化とことばの発達

(文:ふるかわりさ) 私立新留小学校(仮称)では、「食とことば」を学びの柱としています。 今回は「ことば」の話。 健やかさは口より入り、豊かさは口より出ず晋王朝の時代の学者 傅玄の「病は口より入り、禍は口より出ず」という言葉を、ポジティブに言い換えた私たち独自の表現です。 健康は私たちが食べるもので作られ、豊かさは私たちが発する言葉から形作られます。 人は、豊かに生きるために学びます。 現在、教育業界ではICT教育、グローバル教育など様々な議論が交わされていますが、そ

    • 石を一つ、投じてみる 〜私立新留小学校構想書

      私たち 私立新留小学校設立準備財団が考えていること、大切にしたいことをまとめた「構想書」と、「フィロソフィー(抜粋)」が完成しました。 イラストはyoneさん。デザインはTSUZUKU INC.さんです。 過日開催された薩摩会議2024では、参加者全員に配布させていただき、力強い応援をいただきました。 構想書、およびフォロソフィーは以下からダウンロードが可能です。

      • ふつうの保育園。

        「ふつうの保育園」。 鹿児島のひより保育園に行くと、そんな言葉がすっと降りてくる。 園児たちは味噌も堆肥もつくれるし、5歳で一通りの料理ができるようになるし、レストランをひらいて遠足費を稼ぐし、耕作放棄地を田んぼに再生したりもするし、その情報だけ切り取ると、ちょっとふつうじゃない。 そうなのだけど、やっていることは一貫して“ふつう”だ。 (参考)保育園については以前の↓note記事もあわせてご覧ください できる限りご近所の食材でおいしく食べたいから、例えば魚は、魚種

        • ご寄付のお願い

          私立新留小学校設立準備財団(以下「準備財団」)では、2026年4月の開校を目指し、個人/法人からのご寄付を募っております。 学校法人設立の認可を受けるにあたり、安定した財務状況であることを証明するために、「2年分の運転資金」「土地建物の自己所有」が条件となり、基本的には借入ではない調達による資金が必要です。 下記は、72人以上の規模の小学校を想定した場合の、設立に必要な資金(約7億円)の概算です。 個人・企業からのご寄付(寄付控除が不要な場合)新留小学校設立準備財団の口座

        マガジン

        • 新留小学校回覧板
          2本

        記事

          取材記事、登壇・主催イベントのお知らせ

          本記事では、新留小学校設立に関する、取材記事、登壇・主催イベント、今後の予定についてお知らせいたします。 これからの登壇・主催イベント・未来の祭典2024(京都市) これまで行われてきた社会実験の成果や企画背景を共有しながら、まちに今必要な取り組みや応援のあり方を学び合うシンポジウムに、共同代表のふるかわが登壇します。 ※関心のある方はどなたでも参加可能です。 ・地方創生三田会勉強会 (2024/12/2) @東京  ※慶應大学卒業生のみご参加いただけるイベントです 共同

          取材記事、登壇・主催イベントのお知らせ

          新留ローカルを味わう 〜地域学校連携とは何か〜

          日々、集落の方の温かさに支えられながら過ごしています。 地域学校連携担当として鹿児島に越してきて約3ヶ月が経過しました。 新留集落で過ごしていると、普段は気づかないだけで日々の生活に学びがたくさんあるんだなと気づきます。 新留でどのような生活を送っているのか、最近の出来事をまとめてみました。 1.  田植え新留集落には田んぼがたくさんあります。6月は田植え、10月は収穫の時期です。 これらの月は毎週日曜日の午後に行っているグラウンドゴルフも一旦お休みになります。 6月の

          新留ローカルを味わう 〜地域学校連携とは何か〜

          1000校のネットワークづくりを目指して(特別対談 寺脇研さん×ふるかわりさ)

          元文部科学省官僚の寺脇研先生と、一般財団法人新留小学校設立準備財団 共同代表 古川りさによる特別対談企画です。 (文:私立新留小学校設立準備財団地域連携室長/松下政経塾赤木亮太) 5月11日(土)のお昼どき、元文部科学省官僚の寺脇研さんが新留小学校に来てくださいました。 寺脇研さんのルーツは鹿児島です。 ラ・サール高校出身。1971年にラ・サール高校を卒業する時に、卒業生総代として答辞を述べました。 その内容は、 「中学から入った150人の生徒は、卒業時は120人になっ

          1000校のネットワークづくりを目指して(特別対談 寺脇研さん×ふるかわりさ)

          世界中の半径30kmの世界を楽しみ尽くすことこそが、世界を変えると思う

          新留小学校では、「学校は、地域という大きな生態系の一部であり、ハブである」という視点から、地域に暮らす人たちと共に学びの環境をつくっていきます。 その時に大事にしたいのが、小学校を真ん中に、「半径300m」「半径3km」「半径30km」の世界へと深くダイブしていくこと。 300mは、子どもの足で5〜10分くらい。道草を食いながらいけば30分くらい。 3kmは、自転車で10〜15分くらい。道草を食いながらいけば30分くらい。 30kmは、自動車で30〜40分くらい。 日常で

          世界中の半径30kmの世界を楽しみ尽くすことこそが、世界を変えると思う

          【終了】食とことばのオープンスクール

          「学校の未来ってこんなかんじかもしれない」 という3日間を一緒につくりませんか?5月24日〜26日、一足先に「ふつうの小学校」の片鱗を味わう場として、 「食とことばのオープンスクール」を開催します。 設立準備中の新留小学校が柱としている「食」と「ことば」を合言葉に、 麦から味噌を仕込んだり、森を歩いたり、食材をハントして料理したり、地域の名人たちに弟子入りしたり、絵を描いたり、音楽を奏でたり。 余白もふんだんに、 集まったメンバーのひらめきに従いながら、自由に小さなグルー

          【終了】食とことばのオープンスクール

          第15回:子どもたちの「やりたい!」を実現できる学校を、地域とともに創る

          全国で、教育を変えよう!という思いのもと、さまざまなプロジェクトが立ち上がっている今、なぜ私たちが「地域とともに、学校教育法の中で、ふつうの学校をつくる」というコンセプトで走り出したのか。 「ふつうの学校」にかける思いや、私たちが実現して行きたい未来について、新留小学校校長就任予定の花山潤治と、共同代表の古川瑞樹がインタビュー形式でお話ししました。 ー まず、自己紹介を。 花山校長:鹿児島市立美術館に勤務しています。花山 潤治と申します。小学校に38年勤務して、3年前の今

          第15回:子どもたちの「やりたい!」を実現できる学校を、地域とともに創る

          Establishment Proposal for a "New/Old" School

          日本語の記事はこちら We are preparing to establish a private elementary school in Aira City, Kagoshima Prefecture, aiming for an opening in April 2026. The concept is "a new/old school." Considering the concept of a "New/Old" school and the formati

          Establishment Proposal for a "New/Old" School

          第14回:早期外国語教育は必要か?

          2026年4月開校を目指して設立準備中の私立新留小学校(鹿児島県)。わたしたちが考えていること、思い描いている未来を毎日少しずつ言語化していきます。 今回のテーマは、第3回「食」と「ことば」とは の文末でちらりと触れた今回の「ふつうの学校」プロジェクトで、外国語教育を大きな柱として掲げていない理由についてのお話です。 私、ふるかわの元々の専門は外国語としての日本語教育です。日本語教師として、日本、韓国、中国の民間学校、高専、大学、現地の日本企業等でのべ2000人以上、国で

          第14回:早期外国語教育は必要か?

          第13回:ことばによって世界の解像度を高めよ 〜国語の先生との対話から〜

          今年も、秋田・五城目の小さな集落で、茅葺屋根の葺き替えがはじまりました。 舞台は、530年前に五城目朝市の発祥した町村集落にある、築140年超の茅葺古民家「シェアビレッジ町村」。 (町村という名前の「町」=「市」の意味があり、「市の開かれる村」というのが集落名の由来) 執筆:丑田俊輔(私立新留小学校設立準備財団 共同代表) 茅葺古民家のこと里山の木材を切り出し、集落で共同管理する茅場で屋根用のススキを育て、半径数キロ圏内の資源で住まいが完成する。 建てる時も、メンテナン

          第13回:ことばによって世界の解像度を高めよ 〜国語の先生との対話から〜

          第12回 まちづくりは人づくりから

          みなさんは日本で最初にできた学区制小学校の話を聞いたことがありますか。教科書には載っていないので意外と知られていないのかもしれません。 先日、このことを学びに京都市にある「京都市学校歴史博物館」に足を運びました。 執筆:赤木亮太(私立新留小学校設立準部財団 CFO(Chief Futsu Officer)/ 松下政経塾43期生) 日本で最初にできた学区制小学校の成り立ち 〜町衆による地域繁栄の願いを乗せて〜時は幕末期。 この時代の京都では、伊藤仁斎が開いた漢学塾「古義堂」

          第12回 まちづくりは人づくりから

          第11回:「これが教育の未来だ」というコンセプトを手放してみてもいいのかもしれない

          普通、新しい学校をつくるとしたら、 「こんな特徴的な授業をします」 とか、 「他にはないこんな優れた教育をします」 といったことをできるだけ明確にして進んでいくことが求められそうです。 今回のプロジェクトでは、 「ふつうの小学校」を合言葉に、 ・新留小学校の旧校舎を活かして開校すること ・学び場を軸に、地域のコミュニティと経済を再生していくこと ・「食とことば」を学びの土台にしていくこと ・全国各地の学校と地域が変容していく触媒となること といった、大きな前提や、あり方

          第11回:「これが教育の未来だ」というコンセプトを手放してみてもいいのかもしれない

          第10回:【インタビュー】なぜプロが、このドキュメンタリーを撮りたいと思ったのか

          3月30日、31日の2日間、映像プロデューサーの佐々木 渉さん、映像作家の藤代 雄一朗さんと一緒に、新留地区で第一回目のドキュメンタリー撮影を行いました。 実は、佐々木さんは17年前に新留小学校が131年の幕を閉じる際のドキュメンタリーを撮影された方です。お二人には、新留小学校開校に向けての様子や、実際に生徒が入学してからの様子の撮影もしていただく予定です。 今回は、お2人に、小学校設立のプロジェクトに参画を決めたきっかけや想いについて、共同代表の古川瑞樹がインタビューし

          第10回:【インタビュー】なぜプロが、このドキュメンタリーを撮りたいと思ったのか