日本はどれくらいの射程のミサイルを持っておくべきか?
台湾、沖縄、九州を奪取されることを想定して、どの程度の距離が届くミサイルや砲弾を持てばいいだろうか?
長距離ミサイル
相手の継戦能力を下げるためには、産業地帯を攻撃できる力が必要です。日本が中国を狙うとすると3千キロ近い射程が必要となり、弾道ミサイルレベルになってしまいます。
今の日本人の戦争に対する意識で、このような兵器を所有するのは難しそうですし、地下化された施設に対する効果は限定的でしょう。
北朝鮮に対抗するとしたら1千キロ(巡航ミサイルレベル)の射程が必要になりますね。
短距離ミサイル
エドワード・ルトワック氏が言うように、安価な短距離地対艦ミサイルを大量に備蓄して使えるほうが良さそうです。海上封鎖されることも想定して、国内生産可能な製品が望ましいでしょう。
数年という長期間を戦い続け、ぎりぎりのところで食い止め、橋頭堡を築かせないことを目指したいところです。
まとめ
やはり、A2/AD戦略下であっても年単位の長期にわたって制海権を維持できることが国の生死を分けることになるような気がします。本土に閉じ込められたら長射程兵器を保たぬ日本は終わってしまうように感じてなりません。
原子力潜水艦や狙いにくい小型高速のロボット艦艇を増やすようなことができないものでしょうか?
政治力のある優れた戦略家の登場が待たれます。
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日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。