待ち遠しかったイッタラ展に行ってきました!
Bunkamura ザ・ミュージアムにて、イッタラワールドを堪能
東京 渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開幕された「イッタラ展」に早速行ってきました。
開催概要が告知されてからとても楽しみにしていたので、イッタラワールドを堪能することができた時間を思い返しているところです。
製造過程の映像や初期~現在に至る作品の数々、製造時に使用している型、広告イメージといった幅広い内容でイッタラの歴史やデザイナー達の思いを紹介しています。
イッタラや北欧ファンの方はもちろん、食器がお好きな方や、お料理、デザイン、建築、アートに興味がある方も楽しめると思いますよ。
あまり細かくお話しをしてしまうとネタバレになってしまいますが、400点以上もの作品が整然と展示されているそのさまはとても美しかった、というのが全体の印象です。
普段使いしやすいテーブルウェアとしても身近なイッタラですが、こんなに機能美を感じられるのだな、と改めて思ったところです。
アイノ・アアルトとカルティオ
アイノ・アアルトやカルティオ タンブラーの陰影は照明によってつくられたものでしたが、水面に生じる波の模様のように繊細で目をひかれました。
器やグラス本体だけではなく、展示ならではの「揺るがない影」の美しさ。
本当に素敵です。きれいでした。
反して、日常使いをしている中で、季節や天気によって移り行く影の美しさをもっと楽しみながら使いたいなと強く思わせてくれました。
イッタラの商品はカラー展開も魅力的。
今は手にすることのできないカラー、シリーズを見ることができるのはとても貴重な機会です。
現行品と同じカラーでも、質感の違いにうっとり・・・現行品よりはガラスが薄めでしょうか・・洗練された雰囲気ですね。
見たかった「i-ライン」シリーズ
私が見たかったのは今ではビンテージ品として出会うことがあるかもしれない「i-ライン」シリーズ。
こちらはイタリアのミラノで開催されている美術展覧会「ミラノトリエンナーレ」で1950年代後半にグランプリを取っていますが、 確か1980年頃には製造が終了していたかと思われます。
マウスブロー(吹きガラス)ならではの「一点もの感」とあたたかみを感じます。
展示数は少なかったですが、今手に入らないものと思ってジッと見入ってしまいました。
なんとこのシリーズのために作られた「iマーク」のデザインは、現在のブランドロゴとして使用されているものです。
このようにイッタラの歴史には欠かせないシリーズだからこそ、復刻版の発表を静かに強く願うばかりです。
当店にもお取り扱いのある商品が
その他、バードの製造工程の映像とともに、その工程を部分的に順番に展示されていたり、
氷が溶ける様子をイメージした「ウルティマツーレ」のコーナーも圧巻で、見ていると涼しくなるような気持ちになります。
そして当店でも最近入荷が続いている「リサイクルエディション」も紹介されていました。
フィンランドにあるイッタラガラス工場で出た廃ガラスが原料となっていますが、廃ガラスを使用して製作をすることは非常に高い技術が必要とのこと。
環境への優しい取り組みは、今までの長い長い歴史とともに伝えられた技術を駆使した上に成り立っているということが分かると、どの商品も大切に使いたい気持ちが増していきます。
カラーのものと比べるとシンプルな印象を持ちますが「バード バイ オイバ・トイッカ シエッポ リサイクルエディション」もとても可愛らしいですよ。
イッタラ展は東京では11月上旬まで
今も生きる素晴らしいデザイン、たくさんのシリーズやアイテムを今までと違った視点で見ることのできる展覧会。
当店でもたくさんのイッタラ商品を取り扱っていますが、この展覧会に足を運んだあとには、もっと色々なシリーズを使いたくなってきているところです。
東京は11月上旬までの開催、その後全国巡回するようです。
今から楽しみにされている方もいらっしゃるかと思いますが、当店の商品ページでもたくさんのイッタラ商品を紹介していますので、ぜひ「イッタラ巡り」をしていただけたら嬉しいです♪
from 店長安藤