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分身合撃をせよ。普墺戦争

ビスマルク。                                   世界史の中でここまで頭のいい人は他にいないと思います。                       なぜなら、たった1人で国際関係を造り、ドイツという国を統一に導いたのですから。

ビスマルクがドイツを統一するうえでいろいろな戦争がありましたが、その主ともいえるべき普墺戦争について書いていきたいと思います。            それではどうぞ。

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1863年ー1865年の間にプロイセン&オーストリアvsデンマークとの間で   デンマーク戦争が勃発しました。                   結果はプロイセン&オーストラリアの圧勝。                                 事前にプロイセンとオーストリアの間でシュレスヴィヒとホルシュタインを半分こにする約束を交わしていました。

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しかし、ビスマルクはこれを一方的に破棄しどっちもドイツ領としてしまいました。

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オーストラリアは怒り心頭。                           オーストラリアはプロイセンと会戦することを決意します。             しかし、ビスマルクの思い通り。                             ドイツ統一をするうえでオーストリアとの戦争は欠かせませんでしたから。

こうして、普墺戦争が勃発しました。                           しかし、単純にオーストラリアと会戦したら一瞬でプロイセンは敗北してしまいます。                                   ビスマルクは頭を抱えます。

ビスマルク「まともに会戦しては負ける。ほかの国と共闘を図らなくては」

まず、その一端として、フランス(ナポレオン3世)にこのような約束を取り付けます。(ビアリッツ密約

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ビスマルク「もし、中立を保ってくれたらライン左岸を挙げるかもしれない

ナポレオン3世「分かった、中立にしよう。その代わりライン左岸頼むよ」

ナポレオン3世「じゃあ、契約書を交わそうじゃないか」

ビスマルク「いやいや、今回私はあなたの友人として来ましたので・・・」

ナポレオン3世「友人か!!それは嬉しいな。友人なら安心(?)じゃな」

ナポレオン3世「それじゃあ、中立にするから」

なんと、ナポレオン3世はこのビスマルクのかもしれないという口約束に釣られて条約を交わしてしまいました。                      約束を破らない根拠が友人だから?                          意味が分かりません。

この条約によりフランスは中立を守りました。                      だからといって、まだ勝機は低く今度はイタリアと条約を結びます。(普伊攻守同盟

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ビスマルク「やあ、イタリア君。もしこの普墺戦争に参加してくれたら未回収のイタリアを差し上げよう」

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※未回収のイタリア・・・イタリアが国内を統一する際に回収できなかった土地。ここでは、フィウメ、トリエステ、イストリア共和国主変のことを指す

イタリア「ありがとう、じゃあ、貴国と我が国で挟み撃ちにしよう」

ビスマルク「よし、条約は成立だ」

この同盟に焦ったのがオーストリア。

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オーストリア「もし、この戦争で我が国に味方するならウィネッツイアをあげよう」

イタリア「ええー、プロイセンは未回収のイタリアくれるっていうのに、オーストリアはウィネッツイアだけかよ。これなら、プロイセンについたほうが得だな」

イタリア「っていうことでヤダ」

オーストリア「・・・」

こうして、イタリアを味方に回し、フランスを中立にし、プロイセンは有利な状態で会戦しました。

しかし、これだけでは勝機はまだまだ低い。                      第一、ビスマルクは戦いではなく外交専門です。                      

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っていうことで、ビスマルクから軍人のモルトケに交替され普墺戦争は開始します。

ここから先の戦争の詳細については次巻を持って通したいと思います。

引用元:世界史劇場 天才ビスマルクの策謀(作者:神野 正史)      発行:ベレ出版                                     http://sekaisi.com/

引用元:普墺戦争(wikipedia)

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