『仙境異聞』の研究(26) -原始仏教の本質- ●
#00161 2012.3.19
平田先生:ある人が寅吉に次のように尋ねた。
「神は尊く仏は卑しいという理由は何か。」
寅吉「神は尊く仏は卑しいものであるということは、人に尋ねなくても、それぞれが心の中で考えてみればわかりそうなことです。この世の有様をつらつら見れば、この天地がまず計り知れないものであることをはじめ、四季が移り変わり、雨が降り風が吹き、人を始め草木鳥獣や様々なものがあって、草木には春に花が咲き、秋には実がなり、その他色とりどりのものがあるのは、全て神の御業(みわざ)です。つまり、この大地も神が造り給えるものであることは明らかです。
ここから先は
2,824字
この記事のみ
¥
300
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?