霊魂と肉体(2) -五元- ●
#00624 2019.11.14
人と申すものは五元と申して風と火と金と土と水との五つのものが集合して成(で)きて居るものにて、この肉体の生きて居る間は暖かなるは即ち霊魂の火の温もりであります。またこの肉体の生きて居る間は呼吸(いき)をして居ります。この呼吸は即ち風に違ひありませぬ。
またこの肉体の死して霊魂の去りたる後の屍尸(しかばね)は何になるかと申さば、血液の類の流動質のものは水となり、全体の屍尸は土になるではありませぬか。
してみると肉体は土と水との二種にて成きて居るもの、また霊魂は火と風との二種より成り立ちて居るものにて、人間生きて居る間の事実は土と水との肉体の中へ火と風との霊魂が宿りて、この霊魂には意識と申すものが具はりて居て、その意識にて何事も識(し)り分け、その上、金に象(かたど)るべき骨にて締め固めて活動して居るものでありますから、要するに人は風火金水土の五元の結ばれて成できて居るものに違ひありませぬ。
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