『異境備忘録』の研究(57) -厠神を拝す- ●
#00372 2015.9.1
「病気の時に先祖代々の霊の眼前に見(あらわ)れて泣く状(さま)の見ゆる時は、病気は平癒せずして必ず死す。我が体の平臥せる状の見ゆる時は、その身死したるなり。」(『異境備忘録』)
「親戚の人の病死せむとする時に、雪隠(せっちん)に入りて瞑目して、ハニヂノ大神、生死ヲ告ゲ給ヘと唱ふる時、水色にて如此(かくのごとき)物眼前に幻に見ゆる時は、その病人必ずその夜に死す。」(『異境備忘録』)
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