『仙境異聞』の研究(5) -山人界の神拝法- ●
#00140 2011.11.22
平田先生「山人や天狗も神を信仰するのか。また諸社へ参詣もするのか。」
寅吉「神々を全て信仰して常に拝しています。また諸社へ参詣することもあります。」
平田先生「神拝の方法はどのようにするのだ。拍手を打つのか。」
寅吉「拍手を打ちますが、まず天之御柱(あめのみはしら)といって大きく一つ打ち、次に国之御柱(くにのみはしら)といって小さく一つ打って、八百万神たちこれに寄り給えと唱えて祈願をします。
祈願が終わった後は、国之御柱といって小さく一つ打ち、天之御柱と云って大きく一つ打って、八百万神もとの宮へ帰り給えと唱えます。神拝の時に天之御柱、国之御柱といえば、祈願が神々へ良く届いて聞き入れ給われます。」
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