日本古学アカデミーが書籍になりました。『日本古学アカデミー全集』第二巻
単行本(ソフトカバー) 286ページ ¥3,300(税込)
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【日本古学とは】
日本古学(国学、古道学、玄学)は、諸外国の影響を受ける以前の日本独自の文化・思想・精神世界を明らかにしようとする学問で、本居宣長先生や平田篤胤先生など江戸時代の国学者たちの成果は、日本が近代国家として出発する明治維新の原動力ともなりましたが、明治以降に輸入された西洋の文物に感化された日本人にとって、この学問は遠い過去の遺物となり、一般には極めて認知度の低い存在となって今日(こんにち)に至っています。
しかしながらこの学問は、最終的には宮地水位先生や宮地巖夫先生などのいわゆる宮地神仙道によって完成された感があり、その学統は尊貴なる霊宝伝書類と共に今もひっそりと継承されています。この世界に類を見ない古き良き日本遺産ともいうべき古学が、篤志(とくし)の人々によって未来に伝えられますよう心より祈念申し上げます。
「古(いにしえ)、儒仏の道未だ御国(みくに)へ渡り来たらざる以前の、純粋なる古(いにしえ)の意(こころ)と古(いにしえ)の言(ことば)とを以て、天地の初めよりの事実を素直に説き考え、その事実の上に真(まこと)の道の具(そな)わってある事を明らむる学問である故に古道学と申す。」(平田先生)
【収載内容】
<『仙境異聞』の研究>
山人・天狗・仙人とは/山人の霊徳/産土神のこと/山人界の神拝法/寅吉の師・杉山僧正/人間の祈りの実相/正しき祈りの法/人や鳥獣の魂の行方/隠形法/狐の憑依/幽界の妖魔/山人界の食生活/山人界の勉学/山人界の修行/真の愛情/山人の飛行法/山人の養生法/山人の食事法/幽界の謎/地球上の異界/穢火は魂をも穢す/偶像崇拝について/人の真道/陰徳を積む/原始仏教の本質/慢心は魔道に通ず
<怪異実話>
紀州八木山の里の山神祭/平判官康頼の歌/御嶽山にて死した人/人丸明神に仕えた人/修験者の怨霊/母の心願によって救われた人/槐の木の瘤/橘と化した人/殺生を止めて寿命が延びた人/亀の霊徳/殺生の罪/供え物のこと/和気清麻呂公の忠節/豆州雲見山の女神/参州磯丸の歌/石に成った人/山崎宗鑑の妙手/胞衣を食して死んだ人/宿場町の火災/再生した人/動物として再生した人/身代わりになった犬/天狐の霊徳/亡き妻と暮らした男/狐に化かされた人/神罰を被った人/財欲深き人の行末/傲慢な人の行末/生類の命を助けた人/清正公の御守り/神の出雲参集の伴をした人
<第四次元の力学>
空飛ぶ人々/チベットの神秘境/空を行くラマ修業者/神仙・山人の飛行法/空行して名山周遊/引力から抜け出る方法/人間界完成への道