『異境備忘録』の研究(51) -諸国の霊山- ●
#00366 2015.7.27
「明治八年二月六日、大橋の上より杉山清定君に伴はれて不二山(ふじさん)の石室(いわむろ)に至る。石室は乾(いぬい)の方に向てあり(中腹より上なり)。こゝに入らんとせしに馬八匹ありて入るべからず。故にそれより山の北を廻り東南に越ゆ。こゝにうつぼ台と云ふ所あり。砂石金はだの如し。幅一間或(あるい)は三尺又二間もあり。こゝに石人一人あり。雪中に見ゆ。この所、本日人座すれば石となる云々。
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