【過去問】大山牛馬市で、牛馬のご加護を願う人々が集まった場所はどこでしょうか？（日本遺産検定）
過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。
問題
大山牛馬市は全国で唯一、地蔵信仰に裏打ちされた「市」で、明治時代には日本最大の牛馬市に発展しました。参詣者や牛馬の往来で賑わった大山道沿いには、今も往時を偲ぶ石畳道や宿場の町並み、農村景観、独特の食文化などが残されています。この地で、牛馬のご加護を願う人々が集まった場所はどこでしょうか？
a . 大山寺
b . 妙元寺
c . 名和神社
※第1回3級検定試験より（2023年7月実施）
※地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市（鳥取県／ストーリー #033）
答えは、
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答え
a. 大山寺
解説
地蔵菩薩が生きとし生けるものすべてを救う仏であることから、平安時代に大山寺の高僧、基好上人（きこうしょうにん）が、牛馬安全を祈願する守り札を配るとともに、山の中腹に広がる牧野で牛馬の放牧も奨励しました。人々は、生計の柱である農耕に欠かせない牛馬を連れて大山寺に参り、守り札を得て、延命をもたらすという「利生水（りしょうすい）」を牛馬にも飲ませて加護を願いました。
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