「留学生・日本で働く人のためのビジネスマナーとルール」の紹介
こんにちは!ぴよっこです🐤🐤🐤
あっという間に蝉がなく暑い季節になりましたね。
さて!!
今回は、弊所(日本語教育研究所)の理事である武田聡子・長崎清美の著書
「留学生・日本で働く人のためのビジネスマナーとルール」
(以下、ビジネスマナー本)をご紹介します♪
🐤対象者🐤
ビジネスマナー本の表紙には、日本企業で働く外国籍入社員や日本企業に就職を希望する留学生が対象の教材であることが明記されています。
しかーーーし!!
会社内外の人とのコミュニケーションから、
情報セキュリティなどの法的ルールまで
幅広いテーマがわかりやすく取り上げられているこのビジネスマナー本は、
私、ぴよっこのような社会人経験が少ない人間にとっても
ありがたい一冊でした….✨✨
本文はすべて日本語で書かれていて、
N3以上の漢字や語彙にはルビがついています。
🐤🐤流れ🐤🐤
1節につき1トピックが4ページ読み切りで、取り上げられています。
1節の流れは以下の4ステップです。
ステップ1:絵と短いエピソードを読んで「自分の体験」を思い返す
(「自分なら、どう思いますか?どうしますか?」)
ステップ2:日本社会での一般マナーをクイズ形式で答える
(「クイズに答えましょう」)
ステップ3:誤解が生まれやすい点を解説する
(「理解しましょう」「コラム」)
ステップ4:理解を自分の言葉でほかの人に説明する
(「理解を深めましょう」)
🐤🐤🐤具体例から思考する🐤🐤🐤
もうお気づきの方も多いと思いますが、
このビジネスマナー本は、日本のビジネスマナーに関する「知識を入れる」のではなく、「具体例から思考する」ことを大切にした教材です!
そもそも、マナーや規範意識というのは絶対的で
固定的なものではないですよね。。。
時代や業界、年代、地域など環境や条件によって様々なマナーがありますし、それはどんどん変化していきます。
様々な人と日々変わりゆく社会の中で円滑に仕事を進めていくためには、
異なる文化や価値観を持つ相手と円滑なコミュニケーションを取り、
よりよい人間関係を築いていくことが不可欠です。
どうすれば、それができるのか?
答えはありません。私たちは誰しもそれを考え続けるのです。
だからこそ、このビジネスマナー本は、自らが置かれた「状況から考える力」を育てるということがポイントになっているのだと思います。
日本語「教師」だから、「日本人」だから、
答えを提示しなければいけないわけではない。
むしろ、良かれと思って、教師である自分の経験や価値観を言いすぎると、
それは押し付けになってしまう。。。
日本語教師として、
重要かつ難しい、大きな壁にぶち当たったぴよっこでした。
就労者への日本語のときにみなさんは、
どのような教材を使って進めていますか?
ぜひコメント欄で教えてください!!
また会いましょう~
ぴよっこ🐤🐤🐤
紹介教材:
武田聡子・長崎清美著 / 特定非営利活動法人日本語教育研究所 編 (2023)
「改訂版 留学生・日本で働く人のためのビジネスマナーとルール」
日本能率協会マネジメントセンター