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とある日本語教師の中国渡航から現在まで その2 中国での生活と授業

とある日本語教師の中国渡航から現在まで その1 採用情報と渡航準備」の続きです。2019年2月から2020年1月ごろの話になります。

到着・顔合わせ

中国の某空港に着くと、到着ロビーに大学の運転手さんが迎えにきてくれていました。そのまま車で出発し、大学に着いたら国際課の職員さんが教員宿舎に案内してくれました。
翌日、日本語学科の学科長と会い、授業で使用する教科書を受け取り、3日後から授業が始まることを知らされます。

初授業

一応420時間WEB講座を修了したということになっている私ですが、講座では「日本語の文法体系」や「第二言語習得論」などの知識は教えてくれるものの、具体的に授業はこう進めたらいいですよなどという内容はないに等しいです。
そのため、学生時代に受けた英語の授業などを思い出しながら、課題文を読んだり、文型を解説したり、練習問題をしたりでなんとか90分乗り切っていました。
外国人教師が担当するのは「会話」や「作文」の科目であることが多く、学生は「基礎日本語」などで既に文法知識を学んでいるため、私の場合は徐々に学生との会話や日本文化の紹介などに使う時間を増やしていきました。

中国での生活

最初の頃は現金を持って大学の近くのスーパーに買い物に行っていましたが、1ヶ月ほどするとQR決済のWeChat Payや出前アプリの美団外卖などが使えるようになり、休日には学生と一緒に火鍋を食べたり観光地に行ったりしていました。
今までの教師生活で間違いなく1番楽しい1年間でした。

武漢で原因不明の肺炎発生

最初に新型コロナウイルスのニュースを聞いたのは大学の冬休みで、日本に一時帰国している時でした。最初の頃は「まあ、新学期が始まるまでには落ち着くだろう」くらいに思っていました。実際はここから2年間中国に戻れず日本でオンライン授業をすることになるのですが、この続きは次回にしようと思います。

次→「とある日本語教師の中国渡航から現在まで その3 オンライン授業と給料停止

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とある日本語教師
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