信じることさ。最後にバイデンは勝つ。
世界中で不安定な状況が続く中で、一番不安定と言ってもいいアメリカの大統領選が着々と迫ってくる。
トランプは常に複数の裁判で負けてるにも関わらず、共和党の有権者から圧倒的な支持を持ってる。
アメリカン・ドリームですね。
そしてバイデンは歴代大統領の最年長記録を日々更新中。
若い世代で言えば、女性はどんどんリベラルになってて、男性はどんどん保守的になってるというデータも出てて、まぁ、分裂が深まる一方。
トランプに一票入れる人は大喜びしながら投票する。
バイデンに一票入れる人は、「なんとしてもトランプを止めないといけないから仕方なくこのジジイ」に投票する。
こう見るとトランプの方が有利。でも圧倒的ではない。
2020年の大統領選も、22年の中間選も、当時の世論調査では共和党が有利と報道してる媒体が多かった。22年は特に「赤い津波の到来」と言われるぐらい共和党の圧勝が予測されてたのに、民主党が余裕で勝った。
つまりトランプとバイデンの支持者に比べて、「トランプは絶対イヤ」というアメリカ人が多いわけ。世論調査ではなかなか現れないけど歴史のデータを参考にすれば人口の大半を占めている。
いわば、SNSや24時間ニュースでただただ炎上に油を注ぐ自称ジャーナリストたちに呆れてるサイレント・マジョリティーは投票場で静かにアメリカの民主主義を守ってる。
そして中間選挙から2年の今年、その状況が大きく変わってないはず。
なぜなら、共和党はロー対ウェイドの判決を覆してしまったからだ。共和党のリーダーたちにとって、これは致命的なミスだった。
熱狂的なキリスト教徒以外のアメリカ人のほとんどは人口中絶の犯罪化を強く反対している。民主党も共和党も、老若男女。逆にこのご時世にアメリカ人がここまで声が揃うこと自体がすごい出来事。むしろ共和党がよくやってくれた!
やっぱり共和党員は過激的保守派ニューステレビやSNSのアルゴリズムでできた情報バブルに見事ハマってしまった。自分たちの信じたい情報しか流れてこないエコーチェンバーで洗脳されてしまったようだ。
1月6日の議事堂乱入事件を見て多くのアメリカ人は目を覚ましたはずだし、民主主義を守ろうとしているそのサイレント・マジョリティーを信じたい。
信じることさ、必ず最後にトランプは負ける。