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🎄Merry? Happy? "Christmas"という英語について🎅
先日ラジオでも話した内容ですが、Happy ChristmasとMerry Christmas、両方あるけど正しいのはどっち?と思ったことがあるかもしれません。正解はというと、UKがHappy Christmas、USがMerry Christmasを使うんです。
Happy Christmasという言葉を初めて聞いたのが2001年。「ハリーポッターと賢者の石」が公開されて映画館で見に行った時に、クリスマスのシーンでロンとハリーがHappy Christmasと言い合うの聞いた時のムズムズを共有したいものです。「私」を「和多志」って書いてる人を見かけるのと同じ感じです。
元々UKでもMerry Christmasという習慣があったそうなのですが、昔はMerryに「陽気、快活、ウキウキ」という意味の他に「お酒を呑んで騒いで」という意味もあったそうです。そのため英国王室はMerryという言葉を使うことを嫌がりHappyに統一されました。
Christmasは他に「Xmas」という表記をする場合があります。見たことがあるかもしれません。読みは「クリスマス」もしくは「エックスマス」と読む人もいます。なぜChristをXにするのでしょうか?クリスマスは名前にもある通り、キリスト今日の祭典(Christ = キリスト + mas = 〜祭)です。しかし現代ではプレゼント交換を行ったりサンタさんがいたりとキリスト教色が薄まっています。とうとうキリストの印象を下げるためにChristmasからChristをXで消してるのではないか!?これはキリスト教に圧力をかけている人々がいるのではないか!?最近店員にMerry ChristmasではなくHappy Holidaysと言わせる企業もあるし!そうだ!これはキリスト教をもみ消す大いなる陰謀があるのだ!
…冗談はさておき、と言いたいところですが、実際にこれを信じている人たちもいます。
順番に説明をすると、XmasのXは英語のアルファベットではなくギリシャ文字の「カイ」なのです。カイはギリシャ語でキリストの名前を書くときに使う最初の文字、つまりXmasはキリストの頭文字を使って省略しているというわけです。
2つ目がHappy Holidaysについて。実は12月のアメリカにはクリスマス以外のお祭りがいくつかあります。ユダヤ教の「ハヌカー」とアフリカ系アメリカ人の間で祝われる「クワンザ」などがメジャーです。
12月にはこういった他の行事があったり、実際クリスマスを祝わない人がいるため近年では気遣いとしてHappy Holidaysを使う企業が出てきています。
そういった文化の違いを知らずに、先ほどみたいにキリスト教を弾圧しようという大いなる陰謀があって、それをトランプが救ってくれるんだ…的なことを本当に信じちゃっている人も多いのが残念です。通称War on Christmasなのですが、それは今度またお話ししましょう。
Thank you for reading!
今回もありがとうございました♪こちらはPatreon限定ニュースレターの無料公開記事です。他にも12月22日にリリースされたニュースレターにはこんな記事があります!
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