みんなの日本語第9課・文型分析まとめ(パワポ画面PDF付)
こんにちは【日本語教師になる】ももこです。
この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点、などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。
今回は、「みんなの日本語第9課」をまとめます。
今回の動画も
● 第9課の概要と学習目標
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
② 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと
という内容でまとめていきます。
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みんなの日本語 第9課 概要と学習目標
●第9課の概要
第9課では、ざっくりと2つのことを勉強します。「対象のガ格を取る文」と「理由を述べる複文」です。練習Aを見てください。
練習A の⒈〜⒋が:対象のガ格をとる4つの表現になっていて、練習Aの⒌が理由を述べる複文です。この1〜4と、5の間に、一本線を引いて頭の中を整理すると教えやすくなると思います。
練習A の⒈〜⒋は:対象のガ格をとる4つの表現で、
・対象の「ガ」をとる形容詞文として、(好き/嫌い、上手/下手)の2つの表現を勉強します。形の分類ではいずれもナ形容詞です。ナ形容詞について自信のない方は、過去の動画、「第63回イ形容詞、ナ形容詞ざっくりまとめ」をチェックしてください!
・対象の「ガ」をとる動詞文を勉強します。第9課では(わかる/ある)の2つの表現です。
・程度を表す副詞(とても/あまり/少し/全然/よく/だいたい/たくさん)を使って4つの表現の幅を出せるようになります。
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練習A ⒌:理由を述べる接続助詞「〜から、〜」を勉強します。
・既習の丁寧形を使って理由を述べる表現を勉強します。
これらを踏まえ、
●学習目標
1〜4番を教える場合は「好き嫌い、上手下手、わかる、ある(所有)の表現が言える。」
5番を教える場合は「理由を簡単に説明できる。」というのが無難な目標で、
今回紹介する活動例の“応用練習”も含むと「好き嫌いを言ったり尋ねたりして、相手を誘うきっかけを作ることができる。」などが考えられます。
「わたしは第9課では、こんな応用練習をしていますよ〜!」とか「学習目標はこんなふうにしていますよ〜!」というものがあれば、みなさん、ぜひ、コメントで教えてください。
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
・この課で教える文型を確認します。 教える文型は練習A(76ページ)にまとめられています。
学習項目一覧でまとめられている文章は、
このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。
今回取り上げる「好き嫌い」は感情形容詞、「上手下手」は属性形容詞です。というわけで、
各文型の解説をする前に、
● 感情形容詞と属性形容詞 について、ざっくりおさらい
しましょう!
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