みんなの日本語第8課・文型分析まとめ(パワポ画面PDF 付)
こんにちは【日本語教師になる】ももこです。この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点、などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。
今回は、「みんなの日本語第8課」をまとめます。
今回の動画も
● 第8課の概要と学習目標
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
② 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと
という内容でまとめていきます。
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みんなの日本語 第8課 概要と学習目標
第8課の概要
・第8課では、初めての形容詞を勉強します!イ形容詞とナ形容詞、2種類です。
・形容詞の使い方としては、「〇〇はきれいです。」のような形容詞が述語になる形容詞文、「きれいな家」のような形容詞の名詞修飾を勉強します。
・非過去の形容詞文です。(過去の形容詞文は出てきません。)
形容詞についてよくわからない場合は、私の過去の動画第63回「ももこ的イ形容詞とナ形容詞ざっくりまとめ」で形容詞についてまとめていますので、形容詞の基礎知識をチェックしてください!
・程度を表す副詞「とても」「あまり」を勉強します。
・「あまり」は「あまり〜ない」の形になる、否定と呼応する陳述副詞(呼応副詞)です。
・接続詞「そして」を勉強します。第8課では「そして」は並列のパターンです。
・接続助詞「〜が、」で初めての複文を勉強します。「〜が、」は逆接を表します。
・イ形容詞、ナ形容詞は学習者にとって負荷がかかるからか、この第8課では、新しい助数詞はありません。
助数詞は(固有名詞として出てくる七人の侍)の「人(にん)、値段の「円」、時間の「時」です。
学習する内容を読むと、学習する文法事項を使って、学習者の周りの身近なことについて述べる内容になっています。例えば、自分の大学はどんな大学なのか、とか、周りの人についてその人はどんな人なのか、あるいは、日本はどんな国なのか、そのほか町の名前や地名を当てはめて、〇〇という場所はどんなところなのか、などを述べる内容になっています。
そのことを踏まえ、
学習目標
身の回りの事物の様子、感想を簡単に言える。
日本や、自分の国・町など、身近な場所がどんなところか話したり、相手に聞いたりできる。
なんかが考えられます。
※余談ですが、「できる日本語」では、第4課-2、3で非過去形容詞文、第5課ー2で過去形容詞文を勉強することになっています。確かに、日本語を使うことを考えると、形容詞は第8課よりもっと早い段階で知りたい!と感じるよな〜と思います。なので、できる日本語では第4課、5課と、早い段階で教えているのだと思います。とはいえ、形容詞は活用があり負荷がかかるので、みんなの日本語では慎重に第8課で導入しているのかな?と思います。
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
・この課で教える文型を確認します。教える文型は練習A(68ページ)にまとめられています。
学習項目一覧でまとめられている文章は
このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。
この第8課では、形容詞が述語になる形容詞文と、形容詞で名詞を修飾する名詞文を勉強します。
各文型の解説をする前に、
形容詞をざっくりおさらいしましょう!
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