みんなの日本語第19課・文型分析まとめ(パワポ画面PDF付)
こんにちは【日本語教師になる】ももこです。
この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。
今回は、「みんなの日本語第19課」をまとめます。
今回の動画は
● 第19課の概要と学習目標
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
② 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと
という内容でまとめていきます。
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みんなの日本語 第19課 概要と学習目標
●第19課の概要
・第19課ではた形を学びます。た形を使った表現として、
⒈ 経験について語る「〜たことがあります。」
⒉ 行動することの例示をする「〜たり、〜たりします。」を学習します。
・た形の活用は…
同じ法則で変化する「て形」を引き合いに覚えてもらいます。まだて形を覚えていない学習者がいれば、19課の中で復習し、た形とあわせて覚えてもらいましょう。
動詞を正しく活用できるようになるためには、何度も言わせたり、フラッシュカードを使うなどのパターンプラクティスが必要です。はっきり言ってパターンプラクティスは楽しくないので、スピードに緩急をつけたり、表情を豊かにしたりするなど、工夫をしてください。
・変化を表す「〜く/に なります。」を学習します。第13課で学習した 「〜たいです(13)」と組み合わせて、将来の夢を言う表現「〜になりたいです。」を使えるようにします。
これらを踏まえ、
●第19課の学習目標
・経験の有無が言える。
・物事の状況の変化が言える。 …と、教え方の手引きには書いてありました。
もう少し実際のコミュニケーション場面を想像できるようにアレンジを加えて、
・友人の経験から自分の知りたい情報を得たり、自分の経験を友達に話したりできる。
・将来の夢について話すことができる。
こんな感じでどうでしょうか?皆さんはどんな学習目標がいいと思いますか?「こんな学習目標を考えました!」という、みなさんからのアイデアも教えて欲しいです。ぜひ、コメント欄で教えてください。お待ちしています!
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
この課で教える文型を確認します。 教える文型は練習Aにまとめられています。学習項目一覧でまとめられている文は、
⒈ た形活用表
⒉ わたしは おきなわへ いった ことが あります。
⒊ まいばん テレビを みたり、ほんを よんだり します。
⒋ テレーザちゃんは せが たかく なりました。
このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。
⒈ た形活用表
⒉ <た形>こと が あります。
⒊ <た形>り、<た形>りします。
⒋ <イ形容詞(〜い)>くなります。
<ナ形容詞>/<名詞>になります。
この課では、学習者は「た形」という新しい活用形を覚えます。「た形」は「て形」と同じ規則で変化しますので、「て形」を覚えられていない学習者はこの課で「た形」と一緒に「て形」も覚えてもらいましょう。第14課のて形、第17課のない形、第18課「辞書形」の時も言いましたが、教科書ではあとで見返すことを考えて1番上のA―1番に活用表が掲載されています。教えるときは、いきなり「た形」の活用の話をするのではなく、先に場面設定とA -2番の文型の提示をしてから、「た形」の存在を示し、その上で、活用表の確認をしてください。
② 各文型の解説
ここから、この課で学習する各文型について確認していきます。
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